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ヤマトホールディングス株式会社
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関連リンク


東日本大震災 生活・産業基盤復興再生募金 ヤマト福祉財団

公益財団法人ヤマト福祉財団




東日本大震災復興支援へ向けた
寄付について


●ニュースリリース


●メッセージとご報告

助成先の復興再生事業について、1月のご報告です。


全国のみなさんの力で、合計142億3,608万1,360円にもなった寄付金。
「宅急便ひとつに、希望をひとつ入れて。」という呼びかけのもと続けてきた
宅急便1個につき10円の寄付は2012年3月31日をもって終了いたしました。
また、2011年7月1日より受付が開始された公益財団法人ヤマト福祉財団の
「東日本大震災 生活・産業基盤復興再生募金」は、2012年6月30日をもって
募金と助成の応募を終了いたしました。
この間、5次にわたり31件の助成を決定し、被災地の復興・再生が着実に進んでいます。
募金の総額は、財団に直接ご寄付いただいた方々の分を合わせて、
142億8,448万751円に上りました。
ご協力いただいたみなさまに心から感謝いたします。
本当にありがとうございました。
各助成先の概要は、ヤマト福祉財団のホームページに掲載されている
「第1次~第5次 助成先概要」というレポートでご確認いただけます。
このページの英語版にも、レポートの英訳を掲載しました。


4月の出来事をご報告いたします。
●第5次助成先の一つである緑地創造研究会は、かねてより進めていた福島県林業研究セ
ンターに整備する抵抗性クロマツ採種園の竣工を記念し、植樹祭を4月11日に行いました。
松川浦県立自然公園は、阿武隈高地から太平洋に注ぐ河口にできた大きな千潟です。古く
は万葉集にもうたわれ、大小の島や岩が点在する風光明媚な風景は、日本百景のひとつに
も数えられていました。大洲や中州には防風林や防潮林としてクロマツが植栽され、河口
に広がるあし原と肥沃な干潟は貴重な植物や野鳥の宝庫でもありました。しかし、東日本
大震災の津波により県内有数の景勝地も甚大な被害を受けました。相馬市でも松川浦周辺
で流出した海岸防災林は100ha以上になります。津波被害の衰退効果や漂流物の補足効果、
海岸防災林が担ってきた飛砂、潮風害の防備なども踏まえると、海岸防災林の再生は必要
不可欠です。松川浦周辺の海岸防災林は干潟状の立地にあったため、根が浅く津波により
容易に流出したと考えられます。緑地創造研究会は、これを教訓に盛り土による築堤・植
栽にあわせた地域適性苗木の育成と供給を行い、海岸防災林の再生支援を計画しました。  
海岸防災林用マツ苗種子の採種園を福島県林業研究センター内に整備し、抵抗性クロマツ
苗母樹苗木を2000本植樹。そこから種をとり、11万本のマツ類苗木と(原文:マツ類苗


木を11万本と)95万本分の種子を供給します。この事業には福島県、相馬市をはじめ地元
の苗木生産業者やNPO法人、東京農業大学などの協力を得て、種子採種・播種・育成・植
替え・出荷まで協働で事業を推進し、植樹後も海岸林の成長を見守り、再生事業を支援し
ていきます。
ヤマト福祉財団では、単なる苗木や種子の供給に留まらず相馬市の生産者たちが中心とな
り、苗木育成などを行うことで、農業施設の有効活用や継続的な苗木生産という新しい地
元産業を創出し、雇用を促進する地域復興の要になると考え、2012年3月に「福島県立自
然公園松川浦周辺の海岸防災林再生事業」へ1億3000万円の助成を決定しました。
かねてより進められていた福島県林業研究センター内のクロマツ採種園の造成が竣工し、
この度の植樹祭の運びとなりました。植樹祭で森林総合研究所の星比呂志育種部長は「全
国からマツノザイセンチュウ(松食い虫)に特に強い樹を47種類選び、ここで育て、その
苗木や種子を供給してまいります。これは日本で初めての取り組みとなります」と話しま
した。


2014年5月2日

ヤマトグループ