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ヤマトホールディングス株式会社
03-3541-4141 (各日 9:00~18:00)

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関連リンク


東日本大震災 生活・産業基盤復興再生募金 ヤマト福祉財団

公益財団法人ヤマト福祉財団




東日本大震災復興支援へ向けた
寄付について


●ニュースリリース


●メッセージとご報告

助成先の復興再生事業について、2015年2月のご報告です。


「宅急便ひとつに、希望をひとつ入れて。」という呼びかけのもと続けてきた
宅急便1個につき10円の寄付は、2012年3月31日をもって終了いたしました。
その額は、合計142億3,608万1,360円にもなりました。
この寄付は、公益財団法人ヤマト福祉財団の
「東日本大震災 生活・産業基盤復興再生募金」として
財団に直接ご寄付いただいた方々の分と合わせ、
総額142億8,448万751円が被災地における31件の助成先へ届けられ、
被災地の復興・再生を支援しています。
ご協力いただいたみなさまにあらためて心から感謝いたします。
本当にありがとうございました。
各助成先の概要は、ヤマト福祉財団のホームページに掲載されている 
「第1次〜第5次 助成先概要」というレポートでご確認いただけます。
ヤマトホールディングスのホームページの英語版から、
このレポートの英訳もご覧いただけます。


2015年2月の出来事をご報告します。
第5次助成先の一つである公立小野町地方綜合病院企業団(以下、小野町病院)
では、かねてより建設中の「公立小野町地方綜合病院」が完成し、2月14日に
落成式を行いました。小野町は福島県いわき市と郡山市のほぼ中間にあり、中
心に夏井川が流れ、四方を阿武隈高原中部県立自然公園の山々に囲まれていま
す。小野町病院は60年前に小野町、田村市、平田村、川内村、いわき市の5市
町村が出資して開設した総合病院です。1970年に旧館が、1990年には新館が
建設されました。入院病床は119床、外来診療は内科をはじめ12科の診療を行
い、この地域で不足する婦人科、小児科、耳鼻咽喉科、眼科、皮膚科の診療、
また人工透析治療、訪問看護などの在宅医療も行い、市町村や老人福祉施設と
連携した地域福祉への貢献と、さまざまな角度から地域住民の医療を支えるか
けがえのない存在です。しかし、東日本大震災により甚大な被害を受け、地域
の医療を担う病院として早急に補強か建て替えが迫られていました。小野町病
院は、国や県、市町村からも財源措置がとられない中、本助成に申請。ヤマト
福祉財団では地域医療復興のため、地域唯一の総合病院の建て替え費用20億円


の助成を2012年4月24日に決定しました。その後、小野町病院ではこの助成
とともに、県の浜通り地方医療復興計画による補助を受けて、警察や消防署が
隣接する町の中心地に4階建ての新しい病院の建設の計画を進めました。災害
時には1階のロビーでトリアージ※ができるよう設計され、これまでにはなか
った救急医療体制も整える予定です。2013年10月4日に新設工事、起工式が
行われ、この度の落成式を迎えました。
落成式で藤井文夫小野町病院企業団企業長は「地域の中核病院として患者さん
中心の医療を実践し、信頼される病院を目指して職員一同、役割を果たしてい
きます」と話し、また大和田昭小野町病院企業団理事者会理事長(小野町町長)
は、「当病院の完成は地域復興のシンボルであり、地域医療の最後の砦として、
保険、医療、福祉、介護の充実を図っていきます」と挨拶をされました。

※トリアージとは、災害・事故現場などで多数の傷病者が発生した場合に、
傷病の緊急度や程度に応じ、適切な搬送・治療を行うことです。


東日本大震災から4年が経ちました。
しかし、いまだ震災の被害は大きく、様々な想いを抱えながら
生活している人たちがいます。
募金による助成活動はひとつの節目を迎えますが、
31件の助成先をはじめとする、被災地の復興・再生はこれからも続きます。
ヤマトグループでは、宅急便を育てていただいた地域の皆様への
恩返しの気持ちを込めて始めた復興支援の活動から、
本業を通じて地域社会と共通の価値を創造するCSV(Creating Shared Value)
の考え方に基づき、行政・自治体と協力した「プロジェクトG」という
地域活性化の取り組みを進めています。
高齢者の見守り支援や、買い物に不便な地域の方の買い物支援、
また災害時に救援物資輸送等の協力を行うための自治体との連携協定の
締結など、現在約900件の取り組みを行っています。
これからもヤマトグループは、被災地をはじめとする地域のみなさまの
お役に立てるよう地域に密着して活動を続けてまいります。

(2015年3月11日)

ヤマトグループ