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関連リンク


東日本大震災 生活・産業基盤復興再生募金 ヤマト福祉財団

公益財団法人ヤマト福祉財団




東日本大震災復興支援へ向けた
寄付について


●ニュースリリース


●メッセージとご報告

助成先の復興再生事業について、3月のご報告です。


全国のみなさんの力で、合計142億3,608万1,360円にもなった寄付金。
「宅急便ひとつに、希望をひとつ入れて。」という呼びかけのもと続けてきた
宅急便1個につき10円の寄付は昨年の3月31日をもって終了いたしました。
また、2011年7月1日より受付が開始された公益財団法人ヤマト福祉財団の
「東日本大震災 生活・産業基盤復興再生募金」は、2012年6月30日をもって
募金と助成の応募を終了いたしました。
この間、5次にわたり31件の助成を決定し、被災地の復興・再生が着実に進んでいます。
募金の総額は、財団に直接ご寄付いただいた方々の分を合わせて、
142億8,448万751円に上りました。
ご協力いただいたみなさまに心から感謝いたします。
本当にありがとうございました。
各助成先の概要は、ヤマト福祉財団のホームページに掲載されている
「第1次~第5次 助成先概要」というレポートでご確認いただけます。
このページの英語版にも、レポートの英訳を掲載しました。


      3月の出来事をご報告いたします。

●第4次助成先の一つである宮城県漁業協同組合では、2013年9月の完成を目指す「七ヶ
浜町水産振興センター」の起工式を、3月4日(月)に行いました。海岸沿いに七つの集落
があったことから名づけられたという七ヶ浜町は、仙台から東に約20kmの宮城県中部に
位置し、南は太平洋、東と北は松島湾と三方を海に囲まれ、起伏に富んだ景観と穏やかな
気候に恵まれた地域です。日本三景・松島の一角を成し、海水浴場やサーフスポットとして
も広く知られています。宮城県で唯一、ノリ種苗の生産を行ってきた七ヶ浜町の水産振
興センターは、国内生産の最北端ノリ生産地として「みちのく寒流のり」のブランド力を
高めるべく、種苗生産に取り組み、またマコガレイの種苗生産およびヒラメやホシガレイ
などの中間育成、放流事業を行っていました。しかし、東日本大震災の津波によりすべて
の事業はストップし、養殖業を営む生産者、漁業者は大きな被害を受けています。宮城県
漁業協同組合は、地域の養殖、漁業再建に不可欠な、「ノリの種苗生産・品質改良」「魚類・
貝類種苗の中間育成」などの機能を有する水産振興センターを、避難施設を備えた3階建
てで再建することを計画し、助成を申請しました。ヤマト福祉財団では、七ヶ浜町の漁業
振興を早期に改善するため、復興の鍵とも言える七ヶ浜町水産振興センターの再建費用と


      して総額5億7,000万円の助成を2012年2月に決定しました。起工式で宮城県漁業協同組
合の菊地伸悦経営管理委員会会長は「みちのく寒流のりを種苗から自前で生産することが
ノリ生産者のかねてからの願いです。本施設を最大限活用し、真の意味でのブランド力の
向上に邁進します」と挨拶されました。また、渡邊善夫七ヶ浜町町長は祝辞の中で、「七ヶ
浜町漁民が一丸となって、震災前よりすばらしい七ヶ浜の水産業となるよう、町も一緒に
頑張っていきます」と話されました。

●第3次助成先の一つである社会福祉法人陸前高田市保育協会では、再建中であった竹駒保育園
の竣工式を3月29日(金)に行いました。これは、陸前高田市における公共施設復興再生新築
の最初の施設となります。岩手県陸前高田市には、陸前高田市保育協会に属する五つの保育園が
ありましたが、東日本大震災で、その中の竹駒保育園と広田保育園の二つの施設が甚大な被害を
受けました。海から6kmも離れた場所であったにもかかわらず、特に竹駒保育園は、川を逆流し
た津波によって建物が大規模半壊し、使用することができなくなりました。震災後の一年間は系
列の保育園である定員30人の下矢作保育園に55人の園児を受け入れ、職員室を保育室に代用す


      るなどしてしのいできました。昨年4月からは仮設園舎に移り、狭い園舎と園庭を有効利用しな
がら保育を行ってきました。陸前高田市保育協会では未来を担う子どもたちのため、また復興に
奔走する保護者のために、子どもたちを安心して預けられる施設の高台への移設を計画しました。
しかし、原型復旧の原則から外れるため国からの補助を得られない状況でした。ヤマト福祉財団
では、陸前高田市の復興に向けた地域就労環境を早期に改善するため、2011年12月、竹駒保育
園を高台に再建する費用として総額2億3,400万円の助成を決定しました。移転先は、以前の場
所より10mほど高い位置にあり、近くには小学校や住宅等の建設予定地があるため、今後は竹駒
地区の教育の中心地として期待される場所です。昨年7月30日に地鎮祭を行い、このたび待望
の竣工式が実施されました。竣工式で社会福祉法人陸前高田市保育協会の藤井喜八郎理事長は
「職員全員で力を合わせ、安心して、子どもを預けられる充実した保育を行ってまいります。」
と挨拶されました。また、戸羽太陸前高田市市長は「子どもたちの笑顔があれば、お父さんもお
母さんも地元の方も笑顔になれる。子育てしやすい行政を推進し、笑顔のあふれる保育園にして
いきます。」と挨拶されました。
		
        2013年4月2日

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