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関連リンク


東日本大震災 生活・産業基盤復興再生募金 ヤマト福祉財団

公益財団法人ヤマト福祉財団




東日本大震災復興支援へ向けた
寄付について


●ニュースリリース


●メッセージとご報告

宅急便ひとつに、希望をひとつ入れて。

助成先の復興再生事業について、7月のご報告です。

一年をかけて、全国のみなさんの力で
合計142億3,608万1,360円にもなった寄付金。
宅急便1個につき10円の寄付は3月31日をもって終了しました。
また、昨年7月1日より受付が開始された公益財団法人ヤマト福祉財団の
「東日本大震災 生活・産業基盤復興再生募金」も、6月30日をもって
募金と助成の応募を終了いたしました。
この間、五次にわたる助成を決定し、被災地の復興・再生が着実に進んでいます。
募金のすべてを被災地の支援に活かし、
見える形にしていくヤマト福祉財団の活動は続きます。

各助成先の最新の状況をレポートした「第1次~第5次 助成先概要」が、
ヤマト福祉財団のホームページに掲載されました。
一つひとつの宅急便に入っていた希望の種が、
そして財団に直接ご寄付いただいた方々の気持ちが、
被災地でようやく芽を出し、育ち始めています。
是非一度ご覧いただければ幸いです。
このレポートでは、その中から3つの助成先の状況をご報告します。

●第三次助成先の一つである岩手県「社会福祉法人陸前高田市保育協会」(以下「陸前高田
市保育協会」)は、2013年1月完成予定の陸前高田市竹駒保育園の地鎮祭を7月30日午前
11時より行いました。「陸前高田市保育協会」に属する竹駒保育園は、東日本大震災で甚大
な被害を受けました。海から6キロメートルも離れた場所にある竹駒保育園は、川を逆流
した津波により建物が大規模半壊したため使用できなくなり、震災後の一年間は系列の保
育園である定員30名の下矢作保育園が55名の園児を受け入れ、職員室を代用するなどし
てしのいできました。4月からは仮設園舎に移り、狭い園舎と園庭を利用しながら保育を行
っています。子どもたちのため、また地域で働く父母のためにも保育園を安全な高台に建
設し、安心して保育ができる環境を整えることが急務です。しかし、高台移転には原形復
旧が原則の国の補助はつきませんでした。ヤマト福祉財団では、復興に向けた地域就労環
境を一刻も早く良い状態にすることが必要と考え、昨年12月に竹駒保育園を安全な高台に
再建する費用2億3,400万円の助成を決定いたしました。

●第一次助成先の一つである福島県「すかがわ岩瀬農業協同組合」の農業用低温倉庫が完
成し、竣工式を8月2日午前11時より行います。「すかがわ岩瀬農業協同組合」は、約1
万人の組合員を有し、キュウリをはじめとする野菜や果物、数多くのブランド米を開発、
全国に提供しています。しかし東日本大震災では、集落ごとにあった農業倉庫の損壊、た
め池の決壊など甚大な被害を受けました。原発事故による農産物の風評被害もそれに追い
打ちをかけています。「すかがわ岩瀬農業協同組合」は、損壊した旧式の六つの倉庫を一つ
の大型低温倉庫に集約することを計画。これまで常温で保管していた米を低温保管するこ
とで品質管理ができ、大型化により検査・流通の効率化を図ることができます。また、放
射線測定機器の常設により、消費者に安心・安全を提供し風評被害の払しょくを図ってい
く予定です。ヤマト福祉財団では農業用施設の復旧が、地元の産業およびそこに暮らす人々
の生活の再生に不可欠だと考え、昨年8月に農業倉庫の新設に2億5,500万円の助成を決定
いたしました。今年1月30日に起工式が行われ、このたびの竣工に至りました。

●第一次助成先である福島県の日本で唯一、漁港内にある道の駅「よつくら港地域復興施
設『交流館』復興事業」の「よつくら港交流館」の竣工・開所式を8月11日午前10時よ
り行います。「よつくら港交流館」は、地域の新鮮な農水産物を安心・安全に提供する重要
拠点であり、直売所やレストランなど働く場であり、また地域交流の場としても地元の方
に親しまれてきました。しかし、地震によりその機能の大半を損失。さらに原発事故によ
る農水産物の出荷停止や風評被害など地元生産者が窮地に追い込まれる中、本助成を活用
し、地域復興のシンボルともなる交流館の再建は始まりました。今年1月に地鎮祭が行わ
れ、このたびの竣工に至りました。

募金と助成の応募期間は終わっても、私たちのレポートは継続します。
(2012年8月1日)

ヤマトグループ