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東日本大震災 生活・産業基盤復興再生募金 ヤマト福祉財団

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東日本大震災復興支援へ向けた
寄付について


●ニュースリリース


●メッセージとご報告

宅急便ひとつに、希望をひとつ入れて。

宅急便ひとつに、希望をひとつ入れて。
4月のご報告です。

宅急便を育ててくれた被災地の水産業・農業の再生と生活基盤の復興に向けて、
宅急便1個につき10円を寄付する。
恩返しの気持ちを込めて──。
私たちの活動が始まって、約1ヶ月が経ちました。
4月の宅急便取扱い個数は、1億147万4,973個。
寄付予定額は、10億1,474万9,730円になりました。
宅急便をご利用いただいた一人ひとりのお客さまに心から感謝し、
この活動を1年間やり通すという決意を新たにしています。
5月中には寄付の仕組みを決定し、
6月には具体的な寄付先をご報告できるように進めていきます。

今、世の中には応援の声や歌やメッセージがあふれています。
その中で、忘れずにいたいことがあります。
声にならない声が現場にはあふれているということを。
被災地には、あの日のまま時が止まってしまった、という人たちがいます。
時がたつほどに失ったものの大きさに、大切な人の不在に、
立ち尽くしている人たちがいます。
復興について考えるとき、復興のムードに流されることなく、
いちばん悲しい、苦しい、もしかしたら応援の声すら耳に入らない人のことを
常に想像しながら行動し続けること。
一人の人の小さな声に耳を澄まし、必要なものをこの手で、その手に届け続けること。
地域に密着した仕事をしてきた私たちの使命だと考えています。

宅急便一個につき10円。全国を行き交う、
どんなに小さな荷物にも一つひとつ、小さな希望の種が入っています。
決して壊れないように、大きく育っていくように、思いを込めて大切に運び続けます。
私たちは忘れません。
当事者にしか分からない消え難い痛みがあることを。
それでも前に進もうとしている人たちのことも、今はまだ動けずにいる人たちのことも。
そして、自分たちの仕事を続けます。来月また具体的なご報告をします。 (2011年5月10日)

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