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関連リンク


東日本大震災 生活・産業基盤復興再生募金 ヤマト福祉財団

公益財団法人ヤマト福祉財団




東日本大震災復興支援へ向けた
寄付について


●ニュースリリース


●メッセージとご報告

助成先の復興再生事業について、7月のご報告です。


国のみなさんの力で、合計142億3,608万1,360円にもなった寄付金。
「宅急便ひとつに、希望をひとつ入れて。」という呼びかけのもと続けてきた
宅急便1個につき10円の寄付は昨年の3月31日をもって終了いたしました。
また、2011年7月1日より受付が開始された公益財団法人ヤマト福祉財団の
「東日本大震災 生活・産業基盤復興再生募金」は、2012年6月30日をもって
募金と助成の応募を終了いたしました。
この間、5次にわたり31件の助成を決定し、被災地の復興・再生が着実に進んでいます。
募金の総額は、財団に直接ご寄付いただいた方々の分を合わせて、
142億8,448万751円に上りました。
ご協力いただいたみなさまに心から感謝いたします。
本当にありがとうございました。
各助成先の概要は、ヤマト福祉財団のホームページに掲載されている
「第1次~第5次 助成先概要」というレポートでご確認いただけます。
このページの英語版にも、レポートの英訳を掲載しました。


7月の出来事をご報告いたします。
●第3次助成先の一つである岩手県の洋野町では、建設中であった製氷・貯氷施設が完成
し、7月25日(木)に竣工式を行いました。岩手県沿岸北部に位置する洋野町は定置網漁
によるサケ漁と「つくり育てる漁業」の象徴であるウニ漁が盛んな水産業の町ですが、東
日本大震災の津波により水産関連施設は壊滅的な被害を受けました。町ではいち早い水産
業の復興を目指し、昨年3月に八木北港に町営魚市場を再建し、復興へ大きな一歩を踏み
出しました。しかし、水産業に必要不可欠な製氷・貯氷施設の再建が大きな課題となって
いました。ヤマト福祉財団では洋野町の基幹産業である水産業の復興の為、氷を安定供給
できる製氷・貯氷施設の建設費用として、2011年12月に2億3,183万円の助成を決定い
たしました。その後、事業費の減額により2億2,328万円の助成となりました(補助対象
事業費10億478万円のうち、岩手県、洋野町の負担分の2/9を助成するものです)。昨年
11月12日には地鎮祭が行われ、この度、竣工の運びとなりました。竣工式で洋野町の水上
信宏町長は「製氷施設の完成は大きな喜びであると同時に、震災復興の希望の光です。本
町の水産振興を一層推進し、震災からの復興をさらに加速させてまいります」と挨拶され
ました。


●第4次助成先の一つである東西しらかわ農業協同組合(福島県白河市)は、かねてより
建設中の「JA東西しらかわ矢吹中央支店、西部営農センター施設、西部共同農業倉庫」の
完成に伴い、7月31日(水)に竣工式を行いました。東西しらかわ農業協同組合は、福島
県の県南に位置する白河市、矢吹町、棚倉町、塙町、矢祭町、鮫川村一帯に住む約1万人
の農業生産者への支援を行っています。2003年にはオリジナルブランド米「みりょく満点
米」を開発し、米の海外輸出にも力を注いできました。しかし、東日本大震災の激震によ
り全5ヵ所の農業倉庫が損壊。水路も破損するなど、甚大な被害を受けました。そこで東
西しらかわ農業協同組合では、地域の農業生産の復旧・復興を目指し、5ヵ所に分散してい
た農業倉庫を東西の2ヵ所に再編し、米の低温管理が可能な農業倉庫を新設することにし
ました。この倉庫集約により、地域農産物物流の合理化を進めるとともに、常温管理しか
できなかった従来の石蔵倉庫に比べ、一層の品質向上を図ります。ヤマト福祉財団では、


最大激震地であった福島県内陸部の農業復興再生を図るため、国の助成対象となっていな
い農協の農業倉庫の建設費用2億7,000万円を2012年2月に助成いたしました。同年9月
19日には東部共同農業倉庫(塙町)が竣工し、標準収容量2万2,000俵の倉庫が秋には新
米で満杯となりました。そして2棟目となる西部共同農業倉庫(矢吹町)及び矢吹中央支
店(事務所、農産物直売所等の複合施設)の地鎮祭が、昨年12月14日に行われ、この度
竣工の運びとなりました。竣工式で鈴木昭雄代表理事組合長は「農業復興の起爆剤たる施
設ができたことはこの上のない喜びであり、この施設が農業だけにとどまらず地域復興の
シンボルとなるべく邁進してまいります」と挨拶されました。
(2013年8月7日)

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