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関連リンク


東日本大震災 生活・産業基盤復興再生募金 ヤマト福祉財団

公益財団法人ヤマト福祉財団




東日本大震災復興支援へ向けた
寄付について


●ニュースリリース


●メッセージとご報告

宅急便ひとつに、希望をひとつ入れて。

1月のご報告です。

被災地の水産業・農業の再生と生活基盤の復興に向けて1年間、
宅急便1個につき10円を寄付する、という私たちの活動は続いています。
昨年4月からの累計宅急便取扱い個数は、
12億680万3,208個(1月31日現在。1月単月は9,892万6,632個)。
寄付金は、合計120億6,803万2,080円になりました。
宅急便をご利用いただいた一人ひとりのお客さまに心から感謝いたします。
ありがとうございます。

寄付金はすべてヤマト福祉財団の
「東日本大震災 生活・産業基盤復興再生募金」を通して、被災地支援に充てられます。
ヤマト福祉財団は、昨年9月に第一次助成先、10月に第二次助成先、
そして12月に第三次助成先を発表しました。
これまでの助成先の復興再生事業は着実に形になり始めています。
以下、その一部をご報告します。

●第一次助成先の一つである道の駅よつくら港「交流館」(福島県いわき市)では、
今年7月予定のリニューアルオープンに向けて地鎮祭が行われました。
道の駅よつくら港「交流館」は「道の駅を中心とした観光と商業の核造り」を
目的とした、日本で唯一港の中にある道の駅です。
地域の水産業・農業と密接な関係を持ち、190人の生産者による直売所、
地元の産物を使った料理を提供するレストランなどがあり、年間60万人以上の
人々に活用されてきました。地域の経済、観光に重要な役割を果たしてきた施設ですが、
現在は仮設の建物で運営されています。
ヤマト福祉財団は、道の駅よつくら港「交流館」の復旧は、地元産業の再生に
不可欠であると考え、昨年9月に1億8,000万円の助成をしました。

●第三次助成先の一つ「NPO法人 相双に新しい精神科医療保健福祉システムをつくる会」
は、助成金3,000万円を活用して
「相馬広域こころのケアセンター:なごみ」をオープンし、
地域の精神科医療、精神保健の活動を開始しました。
震災後、受診できなくなった多くの患者さんの容態は悪化していましたが、
1月10日、待望の「相馬広域こころのケアセンター:なごみ」が完成したことによって、
精神科治療を行うクリニック、さらに仮設住宅などに住む被災者のこころのケアを
する訪問医療チームも編成されました。
相双地域の新しい医療・保健体制づくりは着実に進んでいます。

●第一次助成先の一つ「すかがわ岩瀬農業協同組合(福島県須賀川市)」にて、
今年7月完成予定の農業用低温倉庫の起工式が1月30日に行われました。
「すかがわ岩瀬農業協同組合」は、野菜や果物の生産だけでなく、
ブランド米を開発・推進し、地域経済の発展に寄与してきましたが、
震災によって多くの施設が損壊しました。
ヤマト福祉財団は、昨年9月に2億5,500万円を助成しました。この助成により、
① 被災した6つの農業用倉庫を集約し、フォークリフトのある効率的な大型の倉庫を新築。
② 従来の倉庫は常温保管しかできなかったが、低温保管が可能になり農産物の品質を維持。
③ 原発事故に伴う風評被害を払拭するための検査機器を完備し、消費者に安心・安全を提供。
という新しい機能を備えた施設が誕生します。

復興は途上にありますが、少しずつ、しかし着実に、産業が始動しています。
宅急便ひとつに込められた希望のひとつひとつが、
東北の様々な場所で形になろうとしています。
全国の、宅急便をご利用いただいたお客さま一人ひとりの力によって。
復興は続きます。(2012年2月6日)

ヤマトグループ