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関連リンク


東日本大震災 生活・産業基盤復興再生募金 ヤマト福祉財団

公益財団法人ヤマト福祉財団




東日本大震災復興支援へ向けた
寄付について


●ニュースリリース


●メッセージとご報告

助成先の復興再生事業について、10月のご報告です。


全国のみなさんの力で、合計142億3,608万1,360円にもなった寄付金。
「宅急便ひとつに、希望をひとつ入れて。」という呼びかけのもと続けてきた
宅急便1個につき10円の寄付は昨年の3月31日をもって終了いたしました。
また、2011年7月1日より受付が開始された公益財団法人ヤマト福祉財団の
「東日本大震災 生活・産業基盤復興再生募金」は、2012年6月30日をもって
募金と助成の応募を終了いたしました。
この間、5次にわたり31件の助成を決定し、被災地の復興・再生が着実に進んでいます。
募金の総額は、財団に直接ご寄付いただいた方々の分を合わせて、
142億8,448万751円に上りました。
ご協力いただいたみなさまに心から感謝いたします。
本当にありがとうございました。
各助成先の概要は、ヤマト福祉財団のホームページに掲載されている
「第1次~第5次 助成先概要」というレポートでご確認いただけます。
このページの英語版にも、レポートの英訳を掲載しました。


10月の出来事をご報告いたします。
●第5次助成先の一つである公立小野町地方綜合病院企業団(以下、小野町病院)は、
来年12月の完成を目指す「公立小野町地方綜合病院」の起工式を10月4日(金)に行いま
した。小野町は福島県いわき市と郡山市のほぼ中間にあり、中心に夏井川が流れ、四方を
阿武隈高原中部県立自然公園の山々に囲まれています。小野町病院は60年前に、小野町、
田村市、平田村、川内村、いわき市の5市町村が出資して開設した総合病院です。1970年
に旧館が、1990年には新館が建設されました。入院病床は119床。外来診療は内科をはじ
め10科の診療を行い、この地域で不足する婦人科、小児科、耳鼻咽喉科、眼科、皮膚科の
診療、人工透析治療、訪問看護などの在宅医療も行い、市町村や老人福祉施設と連携した
地域福祉への貢献と、さまざまな角度から地域住民の医療を支えるかけがえのない存在で
す。しかし、東日本大震災により甚大な被害を受け、特に旧館は各所に多くの亀裂が入り、
倒壊の危険が指摘されています。地域の医療を担う病院としては早急に補強か建て替えが
迫られていました。小野町病院は、国や県、市町村からも財源措置がとられない中、本助
成に申請しました。ヤマト福祉財団では地域医療復興のため、地域唯一の綜合病院の建て
替え費用20億円の助成を2012年4月24日に決定しました。小野町病院では、警察や消


防署が隣接する町の中心地に4階建ての新しい病院の建設の計画を進めました。災害時に
は1階のロビーでトリアージができるよう設計され、これまでにはなかった救急医療体制
も整える予定です。起工式で藤井文夫企業長は「開院に向け、より質の高い医療を提供で
きる施設を目指し、一層の地域医療の充実に努めてまいります」と、また小野町の
大和田昭町長は「この地域の復興のシンボルであるこの病院を中心に、保健、医療、福祉、
介護の充実が図られるものと期待しています」と挨拶されました。


●第4次助成先の一つである宮城県漁業協同組合では、かねてより建設中の「七ヶ浜町水
産振興センター」完成に伴い、10月19日(土)に竣工式を行いました。海岸沿いに七つの
集落があったことから名づけられたという七ヶ浜町は、仙台から東に約20kmの宮城県中
部に位置し、南は太平洋、東と北は松島湾と三方を海に囲まれ、起状に富んだ景観や穏や
かな気候にも恵まれた地域です。日本三景・松島の一角を成し、海水浴場やサーフスポッ
トとしても広く知られています。宮城県で唯一、ノリ種苗の生産を行ってきた七ヶ浜町の


水産振興センターは、国内生産の最北端ノリ生産地として「みちのく寒流のり」のブラン
ド力を高めるべく、種苗生産に取り組み、またマコガレイの種苗生産およびヒラメやホシ
ガレイなどの中間育成、放流事業を行っていました。しかし、東日本大震災の津波により
流失、すべての事業はストップし、養殖業を営む生産者、漁業者は大きな被害を受けてい
ます。宮城県漁業協同組合は、地域の養殖、漁業再建に不可欠な、「ノリの種苗生産・品質
改良」「魚類・貝類種苗の中間育成」などの機能を有する水産振興センターを、避難施設を
備えた3階建てで再建することを計画し、本助成に申請しました。ヤマト福祉財団では、
七ヶ浜町の漁業振興を早期に改善するため、復興のカギともいえる七ヶ浜町水産振興セン
ターの再建費用として総額5億7000万円の助成を平成24年2月に決定しました。今春、
3月4日に起工式が行われ、この度の竣工式を迎えました。竣工式で、菊地伸悦宮城県漁協
経営管理委員会会長は「竣工を迎え、七ヶ浜の生産者の英知を結集し、この逆境を乗り越
え必ずやノリ養殖とあわせ、漁船漁業の復興を成し遂げることを誓います」と挨拶されま
した。

次回は、2014年1月に福島県南相馬市の鹿島厚生病院併設介護老人保健施設「厚寿苑」の


竣工式をご報告する予定です。


2013年11月11日

ヤマトグループ