この件についてのお問合せは、

ヤマトホールディングス株式会社
03-3541-4141 (各日 9:00~18:00)

までお願いいたします。



関連リンク


東日本大震災 生活・産業基盤復興再生募金 ヤマト福祉財団

公益財団法人ヤマト福祉財団




東日本大震災復興支援へ向けた
寄付について


●ニュースリリース


●メッセージとご報告

助成先の復興再生事業について、10月のご報告です。


全国のみなさんの力で、合計142億3,608万1,360円にもなった寄付金。
「宅急便ひとつに、希望をひとつ入れて。」という呼びかけのもと続けてきた
宅急便1個につき10円の寄付は3月31日をもって終了いたしました。
また、昨年7月1日より受付が開始された公益財団法人ヤマト福祉財団の
「東日本大震災 生活・産業基盤復興再生募金」は、6月30日をもって
募金と助成の応募を終了いたしました。
この間、5次にわたり31件の助成を決定し、被災地の復興・再生が着実に進んでいます。
募金の総額は、財団に直接ご寄付いただいた方々の分を合わせて
142億8,448万751円に上りました。
ご協力いただいたみなさまに心から感謝いたします。
本当にありがとうございました。
各助成先の近況は、ヤマト福祉財団のホームページに掲載されている
「第1次~第5次 助成先概要」というレポートでご確認いただけます。
このページの英語版にも、レポートの英訳を掲載しました。

11月の出来事をご報告いたします。

●第三次助成先の一つである岩手県洋野町は、製氷・貯氷施設新築工事の地鎮祭を11月12
日(月)に行いました。平成25年6月の完成を目指しています。岩手県沿岸北部に位置す
る洋野町は、定置網漁によるサケ漁と「つくり育てる漁業」の象徴であるウニ漁が盛んな
水産業の町ですが、東日本大震災の津波により水産関連施設は壊滅的な被害を受けました。
洋野町ではいち早い水産業の復興を目指し、今年3月に八木北港に町営魚市場を再建し、
復興へ大きな一歩を踏み出しました。しかし、水産業に必要不可欠な氷を安定供給してい
た種市漁業協同組合が経営する製氷・貯氷施設は津波で全壊し、再建は困難な状況でした。
漁業関係者からは「ぜひ町営で製氷漁業施設の整備を進めてほしい」と強い要望があがっ
ていました。そこで洋野町は、町営による新しい製氷・貯氷施設を計画。ヤマト福祉財団
では洋野町の基幹産業である水産業の復興の為、氷を安定供給できる製氷・貯氷施設の建
設費用として、平成23年12月に2億3,183万円の助成を決定いたしました(総事業費10
億4,324万円のうち、岩手県、洋野町の負担分の2/9を助成するものです)。地鎮祭で洋野
町の水上信宏町長は「洋野町営の施設として生まれ変わるこの製氷・貯氷施設が町の基幹
産業である水産業復興の希望の施設となることを切に願っています」と挨拶をされました。

●第二次助成先の一つである釜石市漁業協同組合連合会では、釜石漁港の新浜町魚市場の
一部竣工と衛生管理施設(殺菌冷海水製造装置30t・1基)の完成を祝う竣工式が11月22
日(木)に行われました。この衛生管理施設は、本年4月25日に完成した新浜町第2魚市
場内の衛生管理施設(殺菌冷海水製造装置20t・1基)及び移動式粉氷車両配備に続く施設
で、釜石市漁業協同組合連合会が、流失した釜石魚市場復興事業に助成金1億5,500万円
を活用して推進する事業です。リアス式海岸という地の利を活かした養殖漁業や小型漁船
の水揚げを中心に活気づく釜石魚市場。しかし、震災で魚市場の要となる水揚げ施設を損
失しました。「魚の町・釜石をなんとか復活させたい」と魚市場の整備を続け、昨年8月に
第2魚市場を再開。「より水揚げしやすい衛生的な市場」への強化を進めてきました。今回、
一部竣工の新浜町魚市場にも待望の衛生管理施設や輸送機器類が整備され、さらに大きな
復興のステップアップとなりました。
竣工式で釜石市の野田武則市長は「被災地の自立につながる水産業復活の原動力となり、
産地間競争に対応できる水産物の付加価値を高め、水揚げ増強につなげたい」と挨拶され
ました。
2012年12月3日

ヤマトグループ