決算概要

連結業績予想(2024年3月期)

ヤマトグループを取り巻く経済環境は、新型コロナウイルス感染症や国際情勢の不安定化に伴う資源・エネルギー価格の高騰に落ち着きが見られるなど、世界的なインフレ傾向に鈍化の兆しが出ています。一方、国内においては、物価上昇に対する価格転嫁の動きが続いており、サービス消費や設備投資は持ち直しつつあるものの、足元では円安がさらに進行しているなど、依然として本格的な景気回復が見通しづらい状況にあります。このような状況下、ヤマトグループは、経営理念に掲げる「豊かな社会の実現への貢献」を通じた持続的な企業価値の向上を実現するため、グループ各社の経営資源を結集したグループ経営体制の下、お客様や社会の多様化するニーズに対する総合的な提供価値の拡大に向けた取組みを推進しています。
通期の連結業績につきましては、営業収益は、上期の業績状況や足元の需要動向などを勘案した結果、前回発表予想を下回る見込みとなりました。営業利益は、引き続き、オペレーティングコストの適正化に向けた取組みに注力するものの、前回発表予想を下回る見込みです。また、経常利益および親会社株主に帰属する当期純利益は、営業利益の減少を受けて、前回発表予想を下回る見込みです。
これらの影響等により、下記の通り前回発表予想(2023年8月3日発表)を修正することといたしました。

(単位:百万円)

  営業収益 営業利益 経常利益 親会社株主に帰属する当期純利益 1株当たり当期純利益(円)
通期 1,785,000 65,000 65,000 52,000 148.21