健康

ヤマトグループ約21万人の社員が心身ともに健康で、常に働く喜びに満ち溢れていることが、企業価値を生み出す源泉であると考えています。ヤマトグループ健康保険組合が中心となり、事業の特性に応じた様々な取り組みを進めています。

社員の健康増進

社員が心身ともに健康であることが、社会に良質なサービスを提供することになり、企業としての力を高めると考えています。ヤマトグループは、社員の健康の維持向上に向けて、定期健康診断を行っています。

健康に関する数値情報について

メンタルヘルスに関する取り組み

ヤマトグループは、ストレスチェックの実施や職場環境改善活動を実施し、心身ともに健康な職場づくりに取り組んでいます。
具体的には、ヤマト運輸は毎月開催している安全衛生会議に産業医が出席し、社員の健康維持向上に向けた対策を検討しています。

ヤマトグループ健康宣言

2010年9月、ヤマトグループは、社員一人ひとりが「健康力」を高め、豊かな社会の実現に貢献することを目的として「ヤマトグループ健康宣言」を策定しました。これに基づき、ヤマトグループ健康保険組合は社員・家族の「健康」に関する様々な健康施策を実施するとともに、各グループ会社が推進する「健康経営」の支援を行いました。
経済産業省と日本健康会議が共同で選定する「健康経営優良法人2024」にヤマトグループ3社が認定されました。

  • 大規模法人部門:ヤマトシステム開発
  • 中小規模法人部門:ヤマトクレジットファイナンス、神戸ヤマト運輸
「ヤマトグループ健康宣言」ポスター
「ヤマトグループ健康宣言」ポスター
健康経営優良法人
健康経営優良法人

ヤマトグループ健康保険組合:特定保健指導

ヤマトグループ健康保険組合は、社員の「生活習慣病リスク」の減少を目指し特定健康診査および特定保健指導の実施を強化しています。
実施にあたっては、グループ会社や健診業者などのパートナー企業、健保組合が協力し、グループ会社それぞれの特性に合った実施方法を検討。その結果、2022年度の社員の健診受診率は98.9%、直近での特定保健指導の完了率は92.2%となりました。
なお、生活習慣や健康診断結果に一定のリスクがある特定保健指導対象者の割合は年々減少しています。2019年度は、前年度に実施した特定保健指導の結果、約4割に健康状況の改善が見られ、指導対象から脱却しています。
また、これまで特定保健指導対象外であった服薬者も、「健康リスク」に応じ健康サポートを行っています。
このほかにも「血圧」「血糖」「中性脂肪」が危険域にある社員には個別に医療機関への受診勧奨を行い、96%が医療機関を受診、うち約70%の健康状況が改善しました。

ヤマトグループ健康保険組合:充実したがん検診

ヤマトグループ健康保険組合は、「がん」の早期発見を目的として、複数のがん検診を社員の定期健康診断に合わせて実施しています。
さらに、女性特有の「がん」対策として、「乳がん検診バス」を全国事業所へ巡回させ、受診者の自己負担なしで受診可能としています。2022年度は全国169カ所で、16,347人が受診しました(受診率は48.6%)。2018年度からは「子宮頸がん検診」受診者に対し費用補助を行い、女性社員がよりいきいきと働ける職場環境づくりを支援しています。
また、がん検診で所見の出た社員に対しては、医療機関を早期に受診し、精密検査を受けるよう勧奨しています。

ヤマトグループ健康保険組合:第7回健康寿命をのばそう!アワードで「厚生労働大臣優秀賞」を受賞

ヤマトグループ健康保険組合は、40歳以上の被扶養者の方に特定健診を実施しています。主に主婦の方が対象になりますが、家事や育児、介護などで多忙の方も多く、健康診断にも時間が取れない現状があります。そこで、忙しい主婦のライフスタイルに合わせて健康診断受診場所や日時、検査項目などから4種類の受診方法を選べるようして受診率を向上させた取り組みが「厚生労働大臣優秀賞」を受賞しました。

「健康寿命をのばそう!アワード」の授賞式
「第7回健康寿命をのばそう!アワード」で「厚生労働大臣 優秀賞」を受賞
(左 根本厚生労働大臣 右 ヤマトグループ健康保険組合 宇田川常務理事)

ヤマトグループ健康保険組合:家族を巻き込んだ健康づくり

ヤマトグループ健康保険組合は、社員の家族(被扶養者)の健康づくりにも積極的に取り組んでいます。
年4回(春夏秋冬)各家庭向けに健康情報をお届けする広報誌「けんぽだより」に加え、年2回夏休みと冬休みに合わせ、小学生のお子さまのいるご家庭向けに「けんぽだより☆キッズ」を発行しています。これは、小学生の頃から健康や生活習慣の重要性を学んで、また、ご家族全員で生活習慣改善に取り組む10日間のチャレンジをしてもらうものです。家族全員で健康増進を目指す「健康家族」を増やす取り組みをしています。

けんぽだよりのお知らせ
けんぽだより☆キッズ 夏号と冬号

ヤマトグループ健康保険組合:データヘルス計画の作成

ヤマトグループ健康保険組合は、社員および家族の健康診断データや疾病データの分析を行い、ヤマトグループの健康課題を抽出し、的を絞ったより効果的な保健事業を実施します。これは国の施策である「データヘルス計画」として今後6年にわたり、目標数値を定めて達成度合いを確認しながら、会社と健康保険組合が協力して取り組んでいきます。
そのほかにも以下のような取り組みを続けており、併せて様々な健康増進策を展開することで、社員のいきいきとした生活を支援しています。

<「健康増進Webサービス」>
2023年3月末現在、30,703人の登録となりました。

<「健康意識調査アンケート」>
社員の健康意識を確認し、ヘルスリテラシーを高める施策策定の参考とするため、社員向けにアンケートを実施しました。過去3回、定期的に実施し延べ191,260件の回答を得ました。

ヤマトグループ:禁煙の取り組み

ヤマトグループは、世界禁煙デーに向け「職場における日頃の喫煙対策確認」や「禁煙デーの就業時間内1日禁煙」を実施することで「たばこについて会社全体で考える日」を設けました。安全衛生委員会などでの「喫煙問題」の共有や、希望する喫煙者は非喫煙者のサポーターと一緒に1日禁煙チャレンジに取り組んでいます。

ヤマトグループ:グローバルな健康課題への取り組み

ヤマトグループは、国内外に物流を展開する企業グループとして、HIV・結核・マラリアなどのグローバルな健康課題の重要性を認識し、積極的に対応を行っています。
海外に赴任する社員に対しては、渡航前研修などで各地の感染症に関する情報提供や、感染症対策の予防接種の案内や手配を行っています。