平成19年10月1日
ヤマトホールディングス株式会社

新サービス「クロネコヤマト・リコールサポートサービス」発売のお知らせ


  ヤマトグループのヤマトロジスティクス株式会社(本社:東京都中央区・代表取締役社長 小川悦男)は、ヤマトグループの経営資源である宅急便ネットワーク(LT:Logistics Technology)と情報追跡システム(IT:Information Technology)、代金決済機能(FT:financial Technology)を活用し、世の中で日々発生しているリコール・自主回収への総合支援サービスとして「クロネコヤマト・リコールサポートサービス」を新発売いたしますので、以下の通りお知らせいたします。


1. サービス名
  クロネコヤマト・リコールサポートサービス
  クロネコヤマト・リコールサポートサービス

2. 背景
  昨今、技術革新による製品の高度化・複雑化が進み、製品の販売後にメーカーが当初は想定していなかった不具合や製品事故が発生することも多く、メーカーとしての製造責任が問われております。また、消費生活用製品安全法の改正(平成19年5月14日改正)により一般消費者が生活に使用する製品について重大事故が発生した場合、メーカーには関係省庁への報告義務が課せられ、より一層製品に対する安全対策や早急な対応が求められることになりました。万が一リコール・自主回収が発生した場合には、その対応如何によっては企業のイメージを大きく変えて、その後の企業活動に大きな影響を与えかねないため、対応の速さ・質が必要となっております。
ヤマトグループではこれまでもリコール・自主回収に関する回収業務を宅急便ネットワークで対応して参りましたが、輸配送が中心であり巾広い総合的な支援サービスとはなっておりませんでした。
そこでヤマトグループとして、社会からの要請に応え、今までにない巾広い支援サービスを提供していくため、企業および消費者へ安心と安全を提供できる新サービス「クロネコヤマト・リコールサポートサービス」を発売することと致しました。

3. サービス内容
  「クロネコヤマト・リコールサポートサービス」は企業への安心の提供と社会的リスクの軽減を行うため、専属のリコールサポートコンダクターがご依頼企業に代わりリコール・自主回収にかかわる全ての業務を代行し、集中コントロールすることで、より早く、より確実に、回収を行い、回収率の向上や回収状況の確認などをワンストップで管理可能な総合支援サービスです。
   
 
「回収までのスピードが早い」
  これまでは回収開始までの初動期間に2週間ほど要しておりましたが、宅急便ネットワークと情報システムを組み合わせた仕組みにより、早いスタートが可能となりました。 最短の場合、全国で翌日から一斉回収することも可能です。
  回収用資材や交換品の配送がなく回収先が特定されている場合、翌日から一斉回収できます。
  宅急便の全国ネットワーク(車両台数約4万5千台、拠点数約3千700拠点、取扱店約28万店のネットワーク)を活用するため、消費者にとっても使いやすく、また身近でわかりやすいので、回収もより早くより確実になります。
   
「リコールにかかわるすべての業務をサポート」
  消費者への告知案内・回収依頼受付から回収・保管・廃棄まで全ての業務を代行し、集中コントロールいたします。
  ヤマトグループの各社が持つ様々な機能を活用し、消費者への告知案内から回収依頼の電話受付・資材良品配送・回収・検品・保管・廃棄・関係省庁への報告資料作成まで全ての業務を代行します。
  全ての業務を集中コントロールするため、お客様は煩わしい手配業務が軽減し、情報管理の面でも安心です。
   
「回収状況がいつでも、ひと目でカンタン把握」
  個別の回収状況や全体の進捗状況が専用トレーシング技術により、専用Web画面 を通して、いつでもひと目でご確認いただけます。
  回収依頼受付から資材良品配送、回収状況まで、ワントレースで管理が可能です。
  消費者一人ひとりの回収状況を個別に確認することができるので、消費者からの配送状況の問合せにもスムーズにご対応いただけます。

4. 問合せ窓口
  リコールサポートセンター : 03−3527−8800(平日:9時〜18時まで)

5. 発売開始日
  平成19年10月1日(月)

<参考資料>
  リコール品回収フロー/ITIT・LT・FTのグループ連携(PDF:235KB)

以上
【お問合せ先】
● 報道機関の方    ヤマトホールディングス(株)広報担当 大庭・伊藤(03-3541-4141)まで
● 一般のお客さま   ヤマトロジスティクス(株)リコールサポートセンター:03‐3527‐8800まで


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