ヤマトホールディングス株式会社(本社:東京都中央区 代表取締役社長 山内 雅喜、以下「YHD」)傘下のヤマトグローバルロジスティクスジャパン株式会社(本社:東京都中央区 代表取締役社長 金井 宏芳、以下「YGL」)は、グローバル事業を展開する企業向けに、調達から製造、販売までのあらゆる工程において、ITシステムの活用や駐在型BPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)を含む物流の最適化を実現するトータル物流サービスの提供を開始しましたのでお知らせいたします。
本サービスをストレッチブロー成形機業界のパイオニア企業であり、インドで20年以上の製造実績を持つ日精エー・エス・ビー機械株式会社様(本社:長野県小諸市 代表取締役社長 宮坂 純一 様、以下「ASB様」)のインド生産子会社であるASB INTERNATIONAL PVT.LTD(本社:インド マハラシュトラ州 取締役社長 廣松 邦明 様、以下「ASBI様」)工場に導入し、第一段として倉庫内の見える化による最適在庫管理等、物流の品質向上と業務効率化に貢献します。
記
グローバル展開を行う企業は、国際競争力の維持・向上を図るため、コア事業の中でも更に特定の分野に経営資源を集中させている傾向にあります。
特に製造業は、本業である製品の開発・製造や商品のマーケティングに経営資源を集中し、物流の領域は、管理システムも含めてアウトソーシングすることで、End to End(E2E)の在庫の見える化、およびコスト削減や欠品・滞留等の在庫リスク軽減等を進めています。
YGLでは、そのようなお客さまのニーズに応えるため、物流システムの構築や駐在型BPOによって、事業の規模や拡大ステージに合わせた最適な物流サービスを提供し、サプライチェーン全体を一元管理いたします。これにより、お客さまのトータルコストの削減と業務の更なる効率化を実現していきます。
本サービスは、3PL事業者が提供しているようなロジスティクスや輸送サービスのアウトソーシングに加え、お客さまのサプライチェーン全体を見直すコンサルティング業務等、物流戦略の立案も含めています。さらに駐在型BPOを行うことで、常に事業環境に合わせた最適な物流戦略の立案をお客さまとともにスピーディーに実行します。
【トータル物流サービスの概要図】
経営陣の想い、経営方針に合わせて、コンサルティングの方向性、スコープを決めていきます。定期的に進捗・課題を報告し、お客さまの方向性との乖離がないか確認します。
実際の物流現場に入り、現場のオペレーションを確認し課題を抽出。お客さまと物流事業者、双方の視点から、課題を在庫・コスト・業務プロセス・コンプライアンス等の分野に分けて洗い出します。
お客さまと一緒に課題を解決するためのロードマップを示し、ソリューションを提案・実行します。
継続的にサプライチェーンのソリューションを提供し、持続的な改善を続けるために駐在型BPOを実施します。
サービスを提供する業界や物流コンサルティング領域、サービス範囲の拡大を検討していきます。
ASB様は1997年、インドにストレッチブロー成形機向け生産子会社(ASBI様)を立ち上げ、同時に生産・製造工場を他社に先駆けて設立し、現在、130か国以上の国と地域に機械・金型・付属機器等を納品しています。インド市場での製造ノウハウを持つASBI様とヤマトロジスティクスインド株式会社(本社:インド 取締役社長 岩崎 安良)が協働で第一工場の倉庫内における在庫・物流管理等の課題点を洗い出して、現在工場の物流改革を開始。その改善活動を通じて、更なる生産性向上を目指されるASBI様の第三工場のスタートアップをサポートしています。
【概要図】
工場内での原材料の適正在庫管理や製造工程までの物流をヤマトロジスティクスインドが担うことにより、物流品質が向上し、ASBI様は製造により注力できる環境を提供します。無駄を省いたより効率的な運営によって、工場の生産台数のさらなる向上と品質管理業務に貢献します。
インド工場において庫内業務の見える化と最適在庫管理、製造ラインへの最適な納品を実現し、その後ASB様の4PL/BPOとして、サプライチェーンの改革を進めてまいります。
【概要図】
以上
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