NEWS RELEASE
ヤマトホールディングス
平成29年9月28日

ヤマトグループ、中期経営計画を策定

KAIKAKU 2019 for NEXT100

〜持続的成長へ。ワークスタイルの再構築と事業・経営構造改革を推進。〜

ヤマトホールディングス株式会社(本社:東京都中央区 代表取締役社長:山内 雅喜 以下:ヤマトホールディングス)は、2019年の創業100周年に向けた中期経営計画「KAIKAKU 2019 for NEXT100」を策定しました。

この中期経営計画は「2025年のありたい姿」に向けて、「働き方改革」を経営の中心に据え、「デリバリー事業の構造改革」、「非連続成長を実現するための収益・事業構造改革」、「持続的に成長していくためのグループ経営構造改革」の3つの改革を断行することで、次の100年もヤマトグループが持続的に成長していくための経営基盤の強化を目的とするものです。

当中期経営計画の最終年度となる2019年度は、連結営業収益1兆6,700億円、連結営業利益720億円(連結営業利益率4.3%)の達成を目指します。

1.「DAN-TOTSU経営計画2019」の振り返り

2.ヤマトグループが解くべき課題と解決の方向性

これまでヤマトグループは、「荷量の増加による規模の経済の追求」、「全国一律のサービス提供」、「宅急便を中心に据えた各種事業の展開」による成長を目指してきましたが、「労働力人口の減少」「人口減少と地域格差の拡大」、「生活と嗜好の多様化」、「事業活動のグローバル化」、「新技術の急速な発展と普及」など、大きな環境変化に直面しています。今後、この課題を解決するため、中・長期的に4つの取り組みを進めていきます。

【添付資料1:事業を取り巻く環境変化】

【課題1:中期の取り組み】

消費行動が多様化し、ECが生活および企業間取引に拡大する中、働き方改革を進めつつ、持続可能な配送モデルを確立する。

【課題2:長期の取り組み】

従来の宅急便を超えて「生活における付加価値、事業のサプライチェーンにおける付加価値」を創出する。

【添付資料2:ヤマトグループが解くべき課題と解決の方向性】

3.長期ビジョン

今回の中期経営計画の策定にあたり、ヤマトグループの長期ビジョン「2025年のありたい姿」を新たに設定しました。

【2025年のありたい姿】

ヤマトグループは、『輸送を起点』に、『地域社会』や『国内外の企業』との接点とそこで得られる情報を強みとし、『オープンなプラットフォーム』を構築することで、『新たな価値』を創出する

【添付資料3:2025年のありたい姿】

4.「KAIKAKU 2019 for NEXT100」について

中期経営計画「KAIKAKU 2019 for NEXT100」は、次の100年に向けて、ヤマトグループが持続的に成長していくための経営基盤強化を行う期間と位置づけ、以下の改革を断行します。

【添付資料4:「KAIKAKU 2019 for NEXT100」の全体像】

(1)全員経営を実践するための「働き方改革」

「働き方改革」を最優先の課題とし、グループ全体で「働きやすさ」と「働きがい」を構築し、ヤマトグループの原点である「全員経営」を実践します。

(2)3つの構造改革

(3)経営基盤の強化

5.積極的な投資

2017年度〜2019年度 合計
経常投資(※1) 2,000億円
成長投資(※2) 1,500億円
合計 3,500億円

※1:土地、建物、荷役機器、車両など

※2:デジタル・イノベーションや外部企業とのアライアンス、働き方改革など

6.数値計画

連結数値目標

項目 2016年度実績 2019年度計画 2016年度差 2016年度比
連結営業収益 1兆4,668億円 1兆6,700億円 2,031億円 113.8%
連結営業利益 348億円 720億円 371億円 206.4%
利益率 2.4% 4.3% 1.9% 179.2%
ROE 3.4% 7.7% 4.3% 226.5%

【添付資料11:今後の成長イメージ】

以上

【お問合せ先】

ヤマトホールディングス株式会社 広報戦略担当 山本・原
TEL:03-3541-4141
YAMATO HOLDINGS CO., LTD.