群馬県とヤマト運輸が「地域活性化包括連携協定」を締結

１．背景

群馬県は、地域の活性化を目的として、様々な民間事業者と「地域活性化包括連携協定」を締結し、群馬県産品の販売促進、食育の推進、子育て支援、環境保全等、様々な分野において、連携した取り組みを行っています。

ヤマト運輸は、「一番身近で、一番愛される企業」になることを目指し、全国各地で高齢者の見守り支援や観光支援、産物の販路拡大などの地域活性化や課題解決に行政・地方自治体（Government）と一緒になって取り組む「プロジェクトG」を推進しています。

このたび、群馬県とヤマト運輸は、「地域活性化包括連携協定」を締結し、それぞれが有する人的・物的資源を有効活用することで、群馬県内における地域の一層の活性化及び県民サービスの向上に取り組んでまいります。

２．「地域活性化包括連携協定」による取り組み

（1）群馬県産品の販売促進

ヤマト運輸が展開する国内外の宅急便ネットワークを活用して、群馬県の生産者や事業者の販路拡大を支援します。

また、群馬県の公式通販サイト「CASAぐんま」※における物流連携を強化し、県産品の販売促進を支援します。

※ CASAぐんま：群馬県が運営する県産品などの公式通販サイトhttp://www.casagunma.com/

（2）健康増進及び食育の推進

県民の健康増進のために、食育活動の理解促進並びにがん検診受診の啓発を積極的に行います。

（3）子育ての支援及び青少年の健全育成

群馬県が推進する子育て家族優待事業である「ぐーちょきパスポート」への協力や、子ども虐待防止活動であるオレンジリボンキャンペーンの広報協力として宅急便センター店頭での告知を行います。

（4）高齢者・障害者支援

シニア世代向けの優待事業「ぐーちょきシニアパスポート」への協力や、セールスドライバーが業務中に認知症高齢者の異変に気付いた場合、警察などの関係行政機関に連絡・保護するなどの協力をはじめ、障害者の積極的な雇用を行います。

（5）観光振興及び群馬県のイメージアップ

群馬県内65カ所の宅急便センターで、群馬県が作成するポスター･チラシ等の配布･設置を行うと共に、「ぐんまちゃん」の積極的な活用や、世界遺産・日本遺産及びぐんま絹遺産のPRを行います。

（6）環境問題対策

アイドリングストップをはじめとし、リヤカー付電動アシスト自転車や台車、天然ガス自動車などを活用し、環境にやさしい集配やエコドライブを積極的に推進します。

（7）地域及び暮らしの安全・安心の確保

安心して暮らせる街づくりのサポートとして、子どもや女性の緊急時における保護及び、警察などの関係行政機関に連絡します。また、交通安全運動や特殊詐欺被害防止、県民防犯の日などの周知に協力します。

（8）災害対策

災害時における支援物資の輸送協力や倉庫の提供、運搬機材の提供などの活動をはじめ、被災者・帰宅困難者の支援ならびに行政機関への情報提供を行います。

（9）その他地域社会の活性化及び県民サービスの向上

群馬県が行う広報・啓発のサポートとして、自動車税の納期内納税を促進するための広報やふるさと納税、選挙期日や制度などの告知を行います。

３．「群馬県とヤマト運輸との包括連携協定」締結式について

平成29年3月27日13時30分より、群馬県庁において以下の出席者による締結式を行いました。

	群馬県		企画部長	向田 忠正（むかいだ ただまさ）

	ヤマト運輸	常務執行役員	小菅 泰治（こすげ やすはる）
    

写真左より：
群馬県宣伝部長「ぐんまちゃん」、群馬県 向田企画部長、ヤマト運輸 小菅常務、ヤマト運輸キャラクター「クロネコ」