〜国内初、羽田クロノゲートに3Dプリンターを設置し、
3Dデータの作成から造形、配送までをワンストップで提供〜
ヤマトホールディングス傘下のヤマトシステム開発株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:星野 芳彦、以下YSD)は、ヤマトグループが推進する「バリュー・ネットワーキング」構想の基幹ターミナルである羽田クロノゲートに「3Dプリントセンター」を開設し、全国に張り巡らせたスピード輸送ネットワークに3Dプリント機能を組み合わせた国内初のサービス「3Dプリント・配送サービス」を2月1日に開始します。
YSDは、オーダーメイドで少量多品種の製造が必要な治療用装具、医学模型市場から本サービスの提供をスタートします。
記
経済産業省の「新ものづくり研究会」報告書によると、3Dプリンターの市場は2020年に世界で約21.8兆円まで拡大すると予想しています。
(http://www.meti.go.jp/committee/kenkyukai/seisan/new_mono/report01.html)
海外での3Dプリンターは、航空分野をはじめ自動車産業や製造業、製薬業など多くの業種で利用されており、企画工程と製造工程の場所が異なるシーンにおいて重宝されています。一方、国内事業者は、3Dプリンターを導入したくても、工業用3Dプリンターの価格や、導入後の維持費が高額になることに加え、3Dプリンター造形を行うために必要な3DCADデータ作成の技術者を育成する必要など、多くの課題があるため導入に踏み込みにくい現状がありました。
YSDは、ヤマトグループで培ったICTのノウハウに、最新鋭の3Dプリンター、更にグループのスピード輸送ネットワークを組み合わせることで、「スピード」・「高品質」・「セキュアなデータ管理」を実現するヤマトグループならではのソリューションを提供し、事業者の課題解決に取り組むとともに、今後の市場拡大に貢献していきます。
本サービスは、オーダーメイド製品や少量多品種生産が必要な事業者に、3Dプリンター用のデータ作成から造形、配送までをワンストップで提供するサービスです。
なお、YSDは3Dプリンターで作成した造形物の製造物責任について、製造物責任法に則り、事業者と契約を取り決め、本サービスを提供してまいります。
石膏型を用いた装具製造から、3Dデータを用いる3Dプリントに変更した場合
石膏型を用いた海外製造から、3Dデータを用いる国内での3Dプリントに変更した場合
個別でのお見積りとなるため、以下【お問合せ先・事業者の方】までお問合せください。
今後は、治療用装具、医学模型市場だけにとどまらず、オーダーメイドが求められるメーカーの試作品製造などの分野にもサービスを展開します。
また、ASEANをはじめとした諸外国への展開も視野に入れ、2025年度までに売上100億円を目指します。
以上
【お問合せ先】
ヤマトホールディングス株式会社
広報戦略担当:中田・原 電話番号:03-3541-4141
ヤマトシステム開発株式会社 e-オンデマンドソリューションカンパニー
担当:清水・安木 電話番号:03-6333-0300