centrairヤマト運輸株式会社  
 
平成26年9月24日
中部国際空港株式会社
ヤマト運輸株式会社

訪日外国人向け手ぶら観光サービスの提供開始および

訪日外国人向け観光PR施設「Tourist Information&Service」を開設

〜“和のおもてなし”で中部北陸圏の観光活性化に貢献〜

このたび、中部国際空港株式会社(本社:愛知県常滑市・代表取締役社長:川上 博)とヤマトホールディングス傘下のヤマト運輸株式会社(本社:東京都中央区・代表取締役社長:山内 雅喜、以下ヤマト運輸)は、訪日外国人旅行者向けの新しいサービスとして、手荷物を「空港から宿泊施設まで」当日中に配送するサービス「SAME DAY BAGGAGE DELIVERY」を共同で企画し、10月1日より中部国際空港(以下セントレア)において、このサービスの提供を開始します。

また、セントレアでは今後も増加傾向にある訪日外国人旅行者の多様化するニーズへの対応とサービス向上のため、旅客ターミナルビル2階到着ロビーの「昇龍道 観光情報館」をリニューアルし、「Tourist Information&Service」を開設いたします。

「Tourist Information&Service」では、従来の「昇龍道 観光情報館」の運営体制を変更し、昇龍道エリアの観光PRの業務を強化するとともに、訪日外国人旅行者向け手ぶらサービス「SAME DAY BAGGAGE DELIVERY」の受付拠点として営業を開始いたします。

訪日外国人旅行者により便利に快適に旅行いただけるよう、セントレアとヤマト運輸が一体となり“和のおもてなし”で中部北陸圏の観光活性化を図ってまいります。

なお、9月30日(火)にプレス向け内覧会を開催しますので、ぜひ取材にお越しください。

1.背景

近年、訪日外国人旅行者数はアジアを中心に増加の一途をたどり、2013年は累計で1000万人の大台に達しました。政府は成長戦略の柱として「観光立国実現に向けたアクション・プログラム」を掲げ、オリンピック・パラリンピック東京大会の開催を追い風に、2020年までに訪日外国人旅行者2000万人を目指しています。

その過程において、「外国人旅行者の受入環境整備」は6つの柱のうちの一つに掲げられており、外国人旅行者の不便や不安等を徹底的に解消するとともに、満足度を一層高めることが重要と考えられています。また、日本の優れた宅配サービスを利用した「手ぶら観光」の実現を推奨しており、目的地への当日配送も重要な要素とされています。

一方、日本有数の観光資源を有する中部北陸の9県では、官民一体となって外国人観光客を誘致する「昇龍道プロジェクト」を推進しています。その中でセントレアでは、訪日外国人旅行者の増加に対し、昇龍道の観光資源や各種施設の情報を提供するなど、安心して便利に観光を楽しめるためのサービスの提供を行ってきましたが、今後のさらなるサービス強化をめざし、これまで伊勢市や横浜市などの観光地での手荷物の配送サービスや観光案内所の運営実績のあるヤマト運輸とセントレアが一体となり、さらなる個人旅行者向けのサービス強化に取り組む運びとなりました。

2.訪日外国人旅行者向けサービス拠点「Tourist Information & Service」について

旅客ターミナルビル2階到着ロビーの「昇龍道 観光情報館」は2012年9月29日のオープン以来、多くの訪日外国人旅行者の皆さまにご利用いただいておりましたが、さらなるサービス提供のためリニューアルオープンいたします。

■店舗名称

Tourist Information&Service (※旧称:昇龍道 観光情報館)

■場所

旅客ターミナルビル2階到着ロビー

■営業開始日

2014年10月1日(水)

■営業時間

8:00〜22:00(年中無休)

■サービスの特長について :

  デザインは、白の漆喰の壁、天井や壁面にめぐらせた黒のはり、桜の花をあしらった帯のライン、漆器の黒と赤の光沢など、随所に日本らしさを感じられる和の空間。
  接遇の専門的な教育を受けたスタッフが、日本流のおもてなしの心で対応。女性スタッフは株式会社リバースプロジェクト(本社:東京都港区・代表取締役:伊勢谷 友介)がデザインしたオリジナルのユニフォームを着用。
  英語・中国語・韓国語の3ヵ国語に対応。
  お茶・おしぼりを無料で提供。
<Tourist Information&Serviceイメージ> <ユニフォーム・和柄スカーフのデザイン>
Tourist Information&Serviceイメージ ユニフォームのデザイン 和柄スカーフのデザイン

3.訪日外国人旅行者向け手ぶら観光サービス「SAME DAY BAGGAGE DELIVERY 」について

(1)

サービス内容

  セントレアから、愛知県、岐阜県、三重県のホテル・旅館へ11時までの受け付けで当日中(18〜21時)に手荷物をお届け(一部地域を除く)。またヤマト運輸の名古屋駅、栄周辺の営業所16ヵ所での引き取りも可能。大きな荷物を持ち歩く、コインロッカーを探すなどの手間が不要に。
 
  • 英語併記の専用送り状を用意し、送り状作成をサポート。
<専用送り状> <荷物に付けるタグ>
専用送り状 荷物に付けるタグ

<サービスイメージ図>

サービスイメージ図
(2)

「SAME DAY BAGGAGE DELIVERY」の今後の展開

 


10月1日のサービス開始時点では、平成25年に国交省が実施したモニターツアーのアンケート(※)でも利用意向の高かった「空港→宿泊先(当日配送)」のサービスから行います。今後は受け付け締め切り時間の延長、配達エリアの拡大とともに、「宿泊先・商業施設→空港(当日配送)」や送り状の多言語化(英語に加えて、中国語、韓国語)への対応などを予定しており、サービスの拡充を図ってまいります。
アウトレットモールから空港へ(2014年11月中 サービス開始予定)
「三井アウトレットパークジャズドリーム長島」(所在:三重県桑名市長島町 運営:三井不動産商業マネジメント株式会社)に外国人向け手ぶら受付カウンターを新設し、購入商品や手荷物の空港への当日配送を多言語で対応するサービスを開始する予定です。
※「三井アウトレットパークジャズドリーム長島」からは名古屋を中心とした近郊市街地エリアのホテルへ、当日中に配送できるサービスも同時に導入予定です。
  • ショッピング施設から空港へ (2014年11月中 サービス開始予定)
    「イオンモール熱田」(所在:愛知県名古屋市熱田区六野一丁目2番11号 運営:イオンリテール株式会社)内、イオン直営サービスカウンターにおいて受付した購入商品の空港配送を多言語で対応するサービスの開始に向けて調整を行っております。
上記のように訪日外国人旅行者向けの手ぶら観光サービスプラットフォームを整備し、入国から出国まで手ぶらでの観光ができる環境を整備し、さらなる利便性向上を目指しております。
(※)出典:国交省「手ぶら観光の促進に関する中間とりまとめ」参考資料2

4.内覧会のご案内

■開催日時

2014年9月30日(火) 16:00〜17:00

■集合場所

セントレア旅客ターミナルビル1階 記者会見室
※説明終了後、現地(旅客ターミナルビル2階)に移動し、内覧会を行います。現地には、セントレア社員がご案内します。

5.10月1日のオープン当日のイベントについて

10月1日(水)朝8時にオープンする「Tourist Information&Service」店舗において、セントレアオリジナルキャラクター「なぞの旅人フー」とヤマト運輸キャラクター「クロネコ」「シロネコ」がお客様をお迎えします(※8時から1時間程度を予定)。なお、セレモニー等の予定はありません。

6.その他(空港カウンター業務の強化について)

日本人および訪日外国人旅行者を対象とした空港カウンター業務についても、10月1日よりヤマト運輸が運営を行います。

(1) 2階到着ロビー手荷物サービスカウンター
(宅配サービス、手荷物・防寒具預かり、ポーターサービス、コインロッカー管理)
(2) 3階出発ロビー手荷物サービスカウンター
(宅配サービス、手荷物・防寒具預かり、ポーターサービス)
(3) 3階出発ロビー当日手荷物預かり(カート単位での当日中の手荷物預かり)
(4) 2階到着ロビー保税手荷物一時預かり

【ご参考】「昇龍道プロジェクト」について

中部北陸9県、能登半島の形が龍の頭の形に似ており、 龍が昇っていく様子を思い起こさせることから、同地域の観光エリアのことを「昇龍道エリア」と名付けています。自然、歴史文化など魅力的な観光スポットやおいしい食材などに恵まれ、観光資源が凝縮された地域となっています。

この昇龍道エリアへのインバウンドを推進するために、中部運輸局、北陸信越運輸局、中部広域観光推進協議会が「昇龍道プロジェクト」を立ち上げ、協議会に参画する1280団体(2014年8月末現在)が海外へのプロモーション、中部北陸圏によるおもてなしの心と受入環境のレベルアップについて取り組んでいます。

※中部北陸9県:愛知県、静岡県、岐阜県、三重県、福井県、石川県、富山県、長野県、滋賀県

以上

【お問合せ先】

(一般のお客様・宿泊施設の方など)
ヤマト運輸 サービスセンター
フリーダイヤル(0120-01-9625)携帯電話からはナビダイヤル(0570-200-000)
(報道機関の方)
(1)中部国際空港(株) 広報(0569-38-7775)まで
(2)ヤマト運輸
 

CSR推進部広報課 藤岡・秋山・池田(03-3541-3411)まで

YAMATO HOLDINGS CO., LTD.