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京都府とヤマト運輸が「地域活性化包括連携協定」を締結
〜京都府の地域活性化、府民サービスの向上を目指します〜
京都府(知事:山田 啓二)とヤマトホールディングス傘下のヤマト運輸株式会社(本社:東京都中央区・代表取締役社長:山内 雅喜 以下ヤマト運輸)は、京都府の地域活性化や府民サービス向上のために「地域活性化包括連携協定」を締結し、本日3月20日15時10分に、京都府庁において締結式を行いましたことをお知らせいたします。
記
1.背景
京都府は、日本三景のひとつである天橋立や寺社仏閣など自然・歴史・文化に恵まれ、丹後ちりめんや宇治茶などの特産品も数多く有し、伝統産業から先端産業まで幅広い産業が花開いています。京都府では、この多様な力を結集することにより、府民安心の再構築、地域共生の実現、京都力の発揮を目指して、さまざまな施策に取り組んでいます。
ヤマトグループでは、「豊かな社会の実現」と「一番身近で、一番愛される企業」になることを目指し、全国各地で観光支援や高齢者の見守り支援などの地域活性化・課題解決を行政・地方自治体(Government)と一緒になって取り組む「プロジェクトG」を推進しています。
このたび、京都府とヤマト運輸は、「地域活性化包括連携協定」を締結し、相互の連携・協働を強化することにより、地域の諸課題に対応し、京都府の地域活性化と府民サービスの向上に取り組んでまいります。
2.地域活性化包括連携協定による主な取り組み
(1)観光情報の発信や観光振興
[1]京都府のご当地送り状・ご当地BOXなどを製作し、京都の情報を発信
「海の京都」※1のロゴマークと日本三景・天橋立を記載したご当地送り状や、舞鶴赤れんがパークやちりめん街道など「海の京都」観光拠点のイラストとQRコードを記載したご当地BOXを製作します。QRコードは「海の京都観光推進協議会」のWebサイトにリンクしており、ご当地BOXで発送されたお荷物が、全国のお客様に届くことで、観光地や特産品などの京都の魅力を全国にPRします。さらに平成27年4月より、府内のヤマト運輸の営業所78箇所に設置されたネコピット※2をご利用いただくと、「もうひとつの京都、行こう。」キャンペーン※3とコラボした、特別なデザインの送り状ラベルを発行することができます。また、京都府広報監“まゆまろ”とヤマト運輸の“クロネコ・シロネコ”を記載した「もうひとつの京都、行こう。」キャンペーンのオリジナルステッカーを府内のヤマト運輸の営業所などに貼付し、京都の観光情報を発信します。
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※1 「海の京都」: |
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日本海に面する京都府北部地域は、古代より大陸との交流の窓口として栄え、日本の国生み神話の重要な舞台となった、いわば「もうひとつの京都」です。さらに、今後、京都縦貫自動車道の全線開通や、京都丹後鉄道の誕生等により、人・ものの流れが飛躍的に増大することが予想されています。 京都府では、このような歴史的・地理的背景や交通基盤整備の進捗の成果を活かし、府北部7市町を、京都市を中心とする「陸の京都」と並び立つ競争力ある観光圏とするため、「海の京都」というテーマのもと、ハード・ソフト両面からの魅力的な観光まちづくりを、関係市町・地域住民等との協働・役割分担により進めています。 |
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※2 ネコピット: |
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平成19年11月よりクロネコメンバーズ会員様向けに、全国約4,000店のヤマト運輸の直営店などに店頭端末「ネコピット」を設置し、ご登録いただいた住所録から簡単できれいに送り状を発行できるサービスを提供しております。 |
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※3 「もうひとつの京都、行こう。」キャンペーン : |
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平成26年11月から、古都京都とはひと味違う府内の各エリアにスポットを当て、観光誘客と地域活性化のため、それぞれの魅力を“音楽”と“映像”で発信する「もうひとつの京都、行こう。」キャンペーンを行っています。 |
[2]より便利で快適な観光をサポート
府内の宿泊施設や、ヤマト運輸の営業所・取扱店、約4,300箇所から、お客様のご自宅や宿泊先へ、旅行カバンやお土産などを送ることができ、お客様はより便利で快適な手ぶら観光をお楽しみいただけます。さらに観光案内機能を持つ東山八坂通センター、嵐電嵐山駅センターでは、多言語に対応したスタッフが国内外のお客さまに対し「もうひとつの京都、行こう。」キャンペーンなどの観光情報発信と特産品の紹介を行います。 |
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(2)京都府産品の流通・販売支援
朝出したお荷物を当日の夕方にお届けする府内当日便を活用し、生産者から消費者へ安心・安全な生鮮品をお届けするなど、地域全体が活性化するための輸送スキームをご提案します。 |
(3)安心・安全なまちづくり
安心・安全なまちづくりを実現するため、地域と協働した防犯・交通安全の取組を推進し、道路等の異常に気付いた場合は、関係機関に報告する協力体制を整えます。 |
(4)高齢者支援・障害者支援
高齢のお客様を中心に、店頭や配達時の接客を通じて異常がないか見守り、必要なときにはお客様に専門窓口を紹介します。また、職場体験を通じて、宅急便の仕分け業務など、障害者の個性に合わせた雇用を積極的に推進し、障害者の自立支援を目的とした雇用促進を行います。 |
(5)子ども・青少年の健全な育成を支援
次世代を担う子どもたちのために、クロネコヤマト環境教室やこども交通安全教室を開催し、環境を守ることの大切さと、交通ルールや交通安全の知識を伝える活動を積極的に実施します。 |
(6)災害対策
災害時における救援物資の集配・仕分け・輸送・保管などに協力し、地域の災害対策の向上に取り組みます。 |
(7)環境保全の推進
ヤマト運輸は、新スリーター(リヤカー付き電動自転車)や台車、低公害車を使用、アイドリングストップなどエコドライブを実践し、環境に優しい集配を積極的に推進します。また不法投棄を発見した場合は「不法投棄情報ダイヤル」に通報し、環境保全に取り組みます。 |
3.「京都府とヤマト運輸株式会社との地域活性化包括連携協定」締結式について
本日、平成27年3月20日15時10分から、京都府庁において以下の出席者による締結式を行いました。
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4.今後の展開
京都府とヤマト運輸は、連携項目についてさらに協議を重ね、相互の連携・協働を強化してまいります。また、観光案内所の機能を有したヤマト運輸の営業所開設や、特産品の販売支援など地域の活性化に繋がる新サービスの開発に取り組んでまいります。
以上