NEWS RELEASE
ヤマトホールディングス
ヤマトオートワークス株式会社

平成24年5月28日

シャシーの点検・整備と同時にボディー(ウィング・テールゲート)メンテナンスを実施。
故障によるトラック稼働停止日数の削減を支援する「ボディーメンテナンスサービス」の提供を開始。

ヤマトホールディングス傘下でトラックメンテナンス事業を担当するヤマトオートワークス株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:佐々木 敬史郎、以下「YAW」)は、トラックのシャシー(※1)と同時にボディー(※2)部分も定期点検・メンテナンスする「ボディーメンテナンスサービス」を全国で提供開始しました。

※1:車両のうち、走行するために必要となる部分。エンジン・ブレーキ・動力伝達装置等。

※2:車両のうち、走行に必要とならない部分。荷台や、車両に取り付けられている荷役装置等。

1.背景

トラックのボディーは、シャシーと異なり法定点検がないため、故障を予防しづらいと言われています。中でもウィング(※3)やテールゲート(※4)等の油圧モーターを動力源としている部分は、オイルの経年劣化による故障が発生するとすぐに稼働不能となってしまうため、トラックを事業の要としている運送事業者は、代替車両を手配するといった突発的な対応を強いられるのはもちろん、最悪の場合、納品遅延等、運送業務に支障をきたしてしまう恐れもあります。

また、シャシーの法令点検の際、同時にボディーも点検できる車両メンテナンス企業がなかったため、運送事業者は、シャシーとボディーの点検を異なる期間に異なる企業に依頼しなくてはならず、事務手続きの手間やコストがかかる上に、トラックの稼働停止時間が長くなってしまっていました。

そこで、“お客様の稼動を止めない車検・整備”を目指しているYAWは、このような運送事業者の課題を解決するため、シャシー・ボディーの車検・点検を組み合わせたワンストップの「ボディーメンテナンスサービス」を正式に開始しました。まずは、お客様からのご要望が多いトラックボディーのウィングとテールゲート部分のメンテナンスから提供します。

※3:トラックの荷台側面が油圧装置等により跳ね上がり、側面から荷物の積み下ろしを可能とする装置。

※4:トラックの荷台後部等に取付けられている昇降装置。

2.ボディーメンテナンスサービスについて

(1) 手間を省ける「ワンストップサービス」
シャシーの車検・点検とボディーの点検を一括で請け負うため(全メーカー対応)、従来と比べ約40%費用を抑えられる上に、トラックの稼働停止日数を削減し事務や依頼の手間も省けます。(基本料金:定期点検 年4回30,000円・年2回18,000円)
(2) 安心の「整備保証付」
万一メンテナンスサービス提供後に故障が発生した場合は、再メンテナンスの代金は発生しません。(保証期間:点検実施日より次回点検まで)
(3) 万全の緊急対応力
大手ボディーメーカーと作業委託、技術提供で協業したため、万が一路上故障しても、すぐに対応できる体制を整えました。

3.今後の展開

お客様からのご要望が多い「冷凍冷蔵機」「クレーン部分」等のパーツにも拡大していく予定です。また、全国主要都市の運送事業者6万3,000社(対象車両数44万台)に営業をし、3年以内に契約台数約1万3,000台を目指します。

【ウィング車両のメンテナンス実施イメージ】

ウィング車両のメンテナンス実施イメージ   ウィング車両のメンテナンス実施イメージ

以上

【お問合せ先】

報道機関の方: ヤマトホ−ルディングス(株) 広報担当 向浜(03-3541-4141)まで
一般の方: ヤマトオートワークス(株) 企画担当 二階堂・古野(03-5534-1260) まで
YAMATO HOLDINGS CO., LTD.