平成21年3月26日
ヤマトホールディングス株式会社

地域密着型全国スピード配送ネットワークの構築について
(業務提携および共同出資会社の設立)

  ヤマトグループのヤマトグローバルエキスプレス株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長 岡田修)(以下、「ヤマトGX」)と国内利用航空運送事業者9社は、BtoB特急輸送に特化した航空貨物輸送事業(以下、「エキスプレス事業」)において業務提携および共同出資会社の設立について合意しましたので、下記のとおりお知らせいたします。


1. 業務提携の理由
   国内利用航空運送事業者9社およびヤマトGX(以下、合わせて「航空貨物10社」)は、それぞれが地域の豊富な取引基盤に支えられ、エキスプレス事業を展開しております。
 現在、各地において地域経済の活性化に向けた、農商工の連携による地域独自の産品を開発する取り組みが行われており、新しく生まれた産品やこれまで地域内のみで消費されていた産品をより大きなマーケットへ販売する試みが行われております。
 これらの地域産品の販売先を拡大していくためには、これまで以上に流通ルートの多様化と拡大が必要となり、物流サプライヤーには配送のスピードだけではなく、ソリューションによる新たな市場創出の提案が求められています。
 以上をふまえ、航空貨物10社は、それぞれの強みを活かし、地域から日本全国(さらには海外まで)をつなげる地域密着型のスピード配送ネットワークを構築することで、物流イノベーションによる地域経済への貢献が可能であるとの認識で合意に達しました。

2. 業務提携の内容
    航空貨物10社は、新たに設立する共同出資会社「エキスプレスネットワーク株式会社」のコーディネートによって、共同幹線輸送およびそれぞれの地域に根ざしたスピード配送ネットワークの相互活用を行います。さらに、国内から海外までの貨物追跡情報を一元管理することで、下記の4つの『E』をキーワードとするグローバルSCM(サプライチェーンマネージメント)ソリューションを提供いたします。
 
4つの『E』
  (1)Express(業界ナンバー1のスピード配送力)
  (2)Economical(業界ナンバー1のコスト提案力)
  (3)Ecological(地球環境に配慮したエコ提案力)
  (4)Expansive(小口から大口まで幅広い貨物への対応力)
※上記(1)〜(4)については輸出入貨物の国内輸配送においても対応します。

3. 今後の展開
    今後は、新ブランドでの共同商品の開発・発売等により、国内の各地域からビジネスを展開するお客様に対して、物流・流通改革による新たなビジネスモデルの提案を行ってまいります。

4. 航空貨物10社の概要
  <別紙>(PDF.159KB)をご参照ください。

5. 共同出資会社の概要(平成21年4月1日時点)
 
商号
エキスプレスネットワーク株式会社
 
主な事業内容
航空運送代理店業
 
コンサルティング業
 
新商品の企画、立案
 
情報システムの開発、運用
 
設立年月日
平成20年11月4日
 
営業開始日
平成21年4月1日
 
本社所在地
東京都品川区東品川三丁目32番42号
 
資本金
1億円
 
株主構成
九州航空株式会社
(3%)
 
株式会社近鉄ロジスティクス・システムズ
(3%)
 
国際空輸株式会社
(3%)
 
札幌通運株式会社
(3%)
 
四国名鉄運輸株式会社
(3%)
 
大栄空輸株式会社
(3%)
 
日本空輸株式会社
(3%)
 
株式会社阪急カーゴサービス
(3%)
 
名鉄ゴールデン航空株式会社
(3%)
 
ヤマトホールディングス株式会社
(73%)
 
(五十音順)

以上

【お問合せ先】
ヤマトホールディングス(株)広報担当 大庭・伊藤(03-3541-4141)まで


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