平成19年1月23日
ヤマト運輸(株)

ウォークスルー車がハイブリッド車になって登場!


  ヤマトグループのヤマト運輸株式会社(本社:東京都中央区・代表取締役社長 小倉 康嗣)は、1月23日、宅急便の集配車両にハイブリッドの「ウォークスルー車」を新しく導入したことをお知らせいたします。


1. ウォークスルー車の歴史
  1976年、宅急便を開始した当時、当社は集配にバンタイプの車を使用していました。しかし、集配車はSD(セールスドライバー)にとって、作業所であり事務所でもあるため、“車内での作業時に腰をかがめる必要のない天井が高い車がほしい”といった要望が出てきました。そこで当社では、1980年3月にベニヤ板による試作品を作成。これを基本に自動車メーカーの協力を得て、81年8月、試作車第一号を完成させたのです。
以来、ウォークスルー車は何度かリニューアルを繰り返しています。そして、この1月からウォークスルー車がハイブリッド車となりました。

2. ウォークスルー車(ハイブリッド)の導入まで
  当社では「ヤマト運輸は企業としての成長を維持しながら、2012年度のCO2排出総量を2002年度比で99%に抑制する。そのために、原単位排出量(宅急便1個当たり)のCO2排出量を30%削減する」というヤマト運輸地球温暖化防止目標の達成のために、低公害な集配車両の導入を進めています。2003年度からは、低公害車両の主軸をハイブリッド車とし、積極的に導入しています。
しかし、今までのハイブリッド車は通常の貨物自動車で、ヤマト運輸や宅急便の象徴であるウォークスルータイプのものではありませんでした。当社は約4年前から、トヨタ自動車にウォークスルー車のハイブリッド車を要望し、昨年、1台をテスト導入。この度、本格導入の運びとなりました。

3. 今期の導入台数
  3月末までに31台を順次導入する予定です。

4. 車種
  クイックデリバリー200(トヨタ自動車)
※こちらの車に「冷凍冷蔵庫」など宅急便用の専用設備を搭載して使用します。

  ゴールドキーが渡される様子

以上


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