平成18年4月13日 |
ヤマト運輸(株) |
二温度帯対応の鉄道クールコンテナの導入について |
ヤマトグループのヤマト運輸(株)(本社:東京都中央区・代表取締役社長 小倉 康嗣)は、平成18年3月、東京〜九州間の幹線輸送において、二温度帯対応の鉄道クールコンテナ(31フィート)を導入し、テスト運用を開始したことをお知らせします。 |
記 |
1. | 概要 |
これまで、クール宅急便の幹線輸送は、冷凍・冷蔵機能を備えた専用のコールドボックスを利用し、トラック・鉄道に積み込んでいました。そのため、一般の宅急便で使用するロール・ボックス・パレット(以下RBP)に比べ積載効率は低いものでした。今回のクールコンテナ導入で、クール宅急便についても通常のRBP使用が可能になり、約30%積載効率が向上します。 また、鉄道輸送はトラック輸送に比べCO2排出量が少なく、温暖化防止に効果があります。今回の取り組みでもCO2排出量は年間で約850t削減できる見通しです。 |
2. | 導入するクールコンテナの概要 |
(1) | 二温度帯対応 | |
1基のクールコンテナで、冷凍・冷蔵の二温度帯に対応できるよう、コンテナ内部に可動式の間仕切りを設けました。これにより、荷物の量に合わせて冷凍・冷蔵のスペースを加減できます。 | ||
(2) | GPS機能搭載 | |
温度管理システムと合わせてGPS機能を搭載し、万が一温度異常が発生した場合でも、リアルタイムで情報を取得し、最寄りのコンテナターミナルで緊急対応することを可能にしました。 |
3. | グリーン物流パートナーシップ会議モデル事業認定 |
当社は、この取り組みをグリーン物流パートナーシップ会議のモデル事業として申請し、昨年10月に平成17年度物流効率化推進事業費補助金(国土交通省)交付決定事業として認定されました。 | |
以上 |
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