第9号
平成17年5月19日

次世代システム導入について

 ヤマト運輸(株)(本社:東京都中央区・代表取締役社長 山崎 篤)は、平成17年6月までに、現在の情報システムを刷新し、お客様により便利で快適なサービスを展開することを、下記の通りお知らせいたします。
 
1. ヤマト運輸の情報システムについて
  ヤマト運輸では昭和40年代からコンピューター利用を促進し、全国ネットワークのオンライン化・サービスレベルの管理・荷物お問い合せシステムの提供・運行情報管理などに活用してきました。現在は、平成11年に導入した「5次NEKOシステム」を使用していますが、お客様により便利で快適なサービスを提供するため新システムの「次世代システム」を6月末までに全国の宅急便センターに導入いたします。
     
2. 「次世代システム」について
  (1) 導入の目的
    お客様、特に荷物が到着する立場の方の利便性を向上させる。同時に、モバイル時代(携帯電話時代)に対応したシステムを構築する。
  (2) システム概要
   
[1] セールスドライバー(以下SD)の携行端末について
  全SDが「PP(ポータブルポス)・プリンタ・携帯電話・ピンパッド(決済用端末)」の4つを携行します。それぞれの端末を結ぶのはブルートゥース(Bluetooth)という通信方法です。
[2] ワークステーション(以下WS)について
 

全国の宅急便センターに設置するWSでは、メニューをWeb化し、パソコン内にデータを保存しません。情報漏洩等のセキュリティ事故を防止します。

     
3. 次世代システムが可能にするサービス(一部)
  (1) 軒先自動アップロード
    PPで読み取ったデータは、携帯電話の無線経由でほぼリアルタイム(15分ごと)にWebに反映します。「荷物お問い合せシステム」の情報が今まで以上に正確になります。
  (2) 軒先カード決済
    ピンパッド(決済用端末)により、軒先での「クレジットカード決済」「デビットカード決済」が可能になります。
  (3) 新ご不在連絡票
    お届け時にお客様がご不在の場合、ご不在連絡票に2次元コード(QRコード)を印字したシールを貼りつけます。これを、2次元コードに対応したお客様の携帯電話で読み取って頂くと、簡単に再配達受付ページにつながります。
 
以上

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