平成17年3月3日

純粋持株会社体制への移行および役員人事について

 ヤマト運輸株式会社は、本日開催の取締役会において、平成18年4月1日付け(予定)で純粋持株会社体制への移行および役員人事を決議いたしましたので、お知らせいたします。


1. 背景と目的
 
(1) グループ経営推進の経緯
 

当社企業グループは、平成17年3月で終了する、「新生進化3か年計画」のもとで、グループ経営を推進するためにグループ内の事業再編、コーポレートガバナンスの変更、事業フォーメーションの確立、ネットワークの再構築を行い、すでにロジスティクス事業、フォワーディング事業、引越事業などを分割し、それぞれ子会社へ承継させております。

 
(2) 純粋持株会社移行の目的
 

事業再編の最終段階として、現在ヤマト運輸内で行っているグループ全体の「意思決定・監督機能」とデリバリー事業の「執行機能」を明確に分離し、経営のスピードを高め、より株主の視点に立った事業評価や経営資源の配分を行うなど、グループ経営体制を一層強化することを目的にデリバリー事業を分割し、純粋持株会社体制へ移行いたします。

 
(3) 事前準備期間
 

純粋持株会社へ円滑に移行するため、平成17年4月1日より疑似的な組織(疑似持株会社の本社機能としての「グループ経営戦略本部」と事業運営機能としての「デリバリーカンパニー」)を新設します。

 
 今後は、本年4月からスタートする「ヤマトグループレボリューションプラン2007−ヤマトグループ新価・革進3か年計画−」の達成に向け、各事業の自立を推進し、それぞれ飛躍的な成長と高効率な経営を目指してまいります。
   
2. 実施事項
 
(1) 準備会社の設立
 
[1] 社名 ヤマト運輸分割準備株式会社
[2] 所在地 東京都中央区銀座二丁目16番10号
[3] 資本金 設立時10,000,000円発行株式数 200株
(授権資本40,000,000円、発行株式総数800株)
[4] 設立時期 平成17年3月31日(予定)
[5] 取締役 小倉 康嗣(社長就任予定) ※他の取締役は後日決定
[6] 監査役 後日決定
[7] 新会社の事業計画 平成18年4月1日より、現行ヤマト運輸(株)のすべての事業を承継し、営業活動を開始する。
     
(2) 純粋持株会社体制への移行
 
[1] 移行日 平成18年4月1日(予定)
[2] 移行方法 会社分割(物的吸収分割)によりすべての事業を「ヤマト運輸分割 準備株式会社」(平成17年3月31日設立予定)に分割する。
[3] 純粋持株会社の概要
 
ア. 商   号 ヤマトホールディングス株式会社
(英字表記)YAMATO HOLDINGS CO.,LTD.
イ. 事業目的 子会社株式を所有することにより、その事業活動を支配・管理する ことを目的とする。
[4] 概略スケジュール(予定)
  平成17年5月中旬:取締役会で分割契約書承認
  平成17年6月下旬:定時株主総会で分割契約書承認
  平成18年4月1日:会社分割により純粋持株会社へ移行
              ※現ヤマト運輸(株)はヤマトホールディングス(株)へ、
             ヤマト運輸分割準備(株)はヤマト運輸(株)に社名変更する。
   
(3) 疑似持株会社の組織運営および人事
 
[1] 変更日   平成17年4月1日  
[2] 変更内容  
  ア. 疑似持株会社の本社機能としての「グループ経営戦略本部」と事業運営機能部門としての「デリバリーカンパニー」を新設する。
  イ. デリバリーカンパニー「常務執行役員会議」(疑似取締役会)を新設する。
  ウ. 新たに選任予定の社外取締役をメンバーの中心とした「指名報酬委員会」を新設し、グループ会社の取締役の指名、報酬に関する事項を協議し、ヤマト運輸の取締役会に提案を行う。
[3] 人事  
  グループ経営戦略本部長 木川 真 (6月下旬 取締役就任予定)
  デリバリーカンパニープレジデント 小倉 康嗣
   
以上


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