第27号
平成15年9月18日

「ヤマト運輸 地球温暖化防止目標」を策定

 ヤマトグループ(ヤマト運輸(株)本社:東京都中央区・代表取締役社長 山崎 篤)は、10年後の地球環境への貢献と企業としての成長を両立するため、「ヤマト運輸は事業の成長を維持しながら、CO2の排出量を現段階以上に増やさない」という「ヤマト運輸 地球温暖化防止目標」と達成のための手段として「車両台数の抑制」「ハイブリッド車を中心とした低公害車両への切り替え」計画を策定したので、お知らせいたします。
 
 
1.「ヤマト運輸 地球温暖化防止目標」
ヤマト運輸は2012年度も企業として成長を維持しながら、CO2排出量総量を2002年度比で99%に抑制します。そのために、原単位排出量(宅急便1個あたり)のCO2排出量を、30%削減します。
 
  《数値目標》
 
2.目標達成手段
(1)車両台数の抑制
  ヤマト運輸では、お客さまにより身近で高品質なサービスをご提供できるよう、営業拠点を全国で約5600ヵ所にするネットワーク整備を現在進行させています。そこで環境に優しい配達を行うため、都市部を中心に"車両を使わない配達"を実行します。具体的には
[1]台車のみで集配ができるお店を現在の500店舗から1,000店に倍増する
[2]一定の基準を設け、エリアに応じて環境負荷を最小限に抑える集配を行う
という2つを実行することで、約3,000台の集配車両の増加を抑制します。
 
(2)ハイブリッド車を中心とした低公害車両への切り替え
  集配車の主力を、環境に優しいだけでなく給油インフラが整っているハイブリッド車に切り替え、2012年度までに20000台を導入する予定です。また、同時に燃費が良く環境に優しい軽自動車も積極的に活用します。 
  《集配車両としてのハイブリッド車・軽自動車台数》
 
3.CO2排出量推移シミュレーション
上記対策を実行することによって、2012年のCO2排出量は、02年度と比較して総量で99%に抑制することができます。
 
  《CO2排出量シミュレーション・グラフ》
 
今後ヤマトグループは、この目標を達成するため、グループ全体で邁進してまいります。
以 上

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