1.設立の背景と目的 |
ヤマト運輸は従来より、社員のアイデアをもとに様々な商品(スキー宅急便・「時間帯お届け」サービスなど)を開発してきました。しかしそれらの多くは、宅急便の事業モデルを前提としてきたものだと言えます。2002年4月よりグループ経営を進める中で、従来の事業モデルにこだわらない柔軟で斬新な社員のアイデアを発掘し、お客様のニーズを先取りした新事業を多数生み出すためには、会社組織として支援する制度が有効であると判断し「Y−Venture Dream(ワイベンチャー ドリーム)」を設立しました。また、この制度がグループに浸透することで、今まで以上に起業家精神が醸成され、社員による業務遂行が提案型の活動へと革新することも期待できます。 |
|
2.制度の名称 |
「Y−Venture Dream(ワイベンチャー ドリーム)」 |
|
|
3.募集時期 |
|
|
4.応募資格 |
1) |
事業のアイデアを持ち、自ら社長もしくはリーダーとして事業を企画・運営する意欲がある当社および関係会社のフルタイマー社員
|
2) |
独立法人で行う場合、資本金の30%以上50%未満を出資できること |
|
|
5.事業分野 |
|
|
6.事業形態 |
|
|
7.条件 |
1) |
事業採算性 |
|
原則として、事業開始後3年以内に単年度黒字化が見込める事業であること |
2) |
提案者資質 |
|
自ら経営する意欲があり、リーダーとしての資質を持っていること |
|
|
8.制度プロセス |
1) |
応募 |
2) |
1次選考(本社部長で構成するベンチャー委員会に対し、応募者によるプレゼンテーションの実施および面接審査)
|
3) |
2次選考(ヤマト運輸役付役員に対し、応募者によるプレゼンテーションの実施および面接審査) |
4) |
採用(事業形態が決定され、独立法人の場合は投資審査を行う。また、事業採算性調査(FS)を実施する場合あり)
|
5) |
事業準備室設立 |
6) |
事業開始 |
7) |
事業継続審査(事業開始後3会計年度経過するまで、毎年5月に審査) |
|
|
9.当社の支援体制 |
1) |
1次・2次選考前 |
|
|
事務局および社内専門家による助言、協力 |
2) |
FS実施時 |
|
・ |
1,000万円を上限とする調査費用の提供 |
|
・ |
社内支援チームによる協力 |
|
|
|
3) |
事業を独立法人で行う場合 |
|
・ |
資本金の50%以上70%未満の出資 |
|
・ |
応募者が負担する出資金に対する融資 |
|
・ |
関係各部門による協力 |
|
・ |
当社既存の経営資源の提供 |
|
|
|
4) |
事業を社内組織で行う場合 |
|
・ |
関係各部門による協力 |
|
・ |
当社既存の経営資源の提供 |
|
以 上 |