第 33号
平成13年11月12日

「宅急便メール通知サービス」開始のお知らせ
 
ヤマト運輸株式会社(東京都・社長 有富 慶二)は、平成14年2月より宅急便の依頼主がヤマト運輸のホームページ上でお届け事前通知依頼をすることにより、Eメールで受取人に配達日・時間帯を通知する「お届け事前通知サービス」と、通知を受け取った受取人により配達日・時間帯の指定・変更ができる「受取り時間帯変更サービス」からなる「宅急便メール通知サービス」を開始するのでお知らせします。
なお、サービス開始に先立ち11月16日より、書籍等の販売を行うグループ会社ブックサービス株式会社で先行して運用を開始します。
 
1. 背景
(1) 宅急便を開始してから25年が経ち、便利な生活関連サービスとして多くのお客さまからご支持をいただくようになりました。同時に宅急便に対するお客さまのニーズも多様化し、「いつ来るのかわからない宅急便を待ってずっと家にいるのは嫌だ」等のストレスを持たれるお客さまも増えてきました。そこで平成10年6月に「時間帯お届けサービス」を開始し、依頼主がお届け時間帯を指定することによって「待つ煩わしさ」の解消を図ってきました。しかし依頼主が指定する形では、受取人が本当に望んでいる時間帯と一致しない場合もありました。
     
(2) 近年、日本においてもインターネット接続人口の増加は著しく、「個」のニーズに対応するためのインフラ整備は急速に進展しています。そこでインターネットを活用しお客さまの「荷物を待つ煩わしさ」を解消できるアプリケーションとして「宅急便メール通知サービス」を開発したのです。
     
2. サービスの名称およびサービス内容
(1) サービスの名称
    宅急便のお荷物を待つお客さまの利便性を高めるために、お荷物より先にEメールで配送に関する情報をお知らせすることから「宅急便メール通知サービス」としました。
     
(2) サービス内容
    [1]「お届け事前通知サービス」
    (個人のお客さまにご利用いただく場合)
依頼主がヤマト運輸のホームページ上でお届け事前通知依頼をすることにより、お届け先に配達日・時間帯などの「お届け事前通知」をEメールで発信します。
     
    (通販業など大口のビジネスユーザーにご利用いただく場合)
    EDI(電子データ交換)によりお客さまからオンラインで出荷データをいただき、そのデータに基いてヤマト運輸が「お届け事前通知」メール発信を代行します。
※メール通知代行手数料は別途発生します。
     
    [2]「受取り時間帯変更サービス」
    通知を受け取った受取人は、パソコンや携帯電話から配達日・時間帯の指定・変更ができます。
     
3. サービスのねらい
(1) 受取人の「荷物を待つ煩わしさ」を解消し、多様化する「個」のニーズへのよりきめ細かい対応が可能になります。
     
(2) 通販等を利用して商品を購入されるお客さまは、商品の発送時期が不確定な場合が多いために配送状況について把握できず、逐一問い合わせたり、結局キャンセル・返品の手続きを行わなければならないほどお手元に届くまでの過程でご不満を持たれていました。その問題も通販業などのビジネスユーザーに「宅急便メール通知サービス」を導入していただくことで、受取人の希望に合わせた商品の引渡しが可能になり解消できます。
     
4. ブックサービスにおける先行運用
  11月16日より、ブックサービス株式会社においてサービスを開始します(利用できるエリアは、東京都・千葉県・埼玉県・神奈川県・茨城県・栃木県・群馬県・山梨県の全域)。ブックサービスを利用されるお客さまの半数以上がインターネット環境を保有されており、インターネットによるご注文が飛躍的に増加していることからブックサービスにおいて先行導入することになりました。
     
5. サービス開始時期
  平成14年2月を予定しています(お届け事前通知・受取り時間帯変更ともに全国・全エリアにて展開予定)。
     
  ※「宅急便メール通知サービス」は現在ビジネスモデル特許申請中です。
     
    以上


閉じる | 「サービス全体のフロー図 | お届け事前通知メール内容