“DAN-TOTSU”を目指して 各国の交通事情に合わせた安全対策
“DAN-TOTSU”を目指して 各国の交通事情に合わせた安全対策

“DAN-TOTSU”を目指して 各国の交通事情に合わせた安全対策

各国の交通事情に合わせた安全対策

安全第一 in マレーシア。

ヤマトグループは海外展開を加速しており、その中でも現在、宅急便事業は上海、シンガポール、マレーシア、香港などのアジア各地において「TA‐Q‐BIN」として普及・拡大に努めています。海外でも、「安全第一、営業第二」の理念を大切にしています。

交通事情が異なると、宅配の手段や安全運転のスキルも違うのでは?

渋滞が多いマレーシアではオートバイが活躍しています。

オートバイの安全運転技術試験
オートバイの安全運転技術試験。

交通事情、道路事情は、それぞれの国によって異なります。しかし、どの国でもヤマトグループの「安全第一、営業第二」という理念に変わりはありません。
マレーシアでは今、都市でも地方でも、いたる所で道路が工事中です。そのうえ公共交通機関の整備も不十分で、頻繁に交通渋滞が発生します。そのため、マレーシアヤマト運輸が宅急便用に保有している全車両のうち約40%が渋滞に強いオートバイとなっており、この点が、日本とは大きく違います。
マレーシアヤマト運輸ではセールスドライバーインストラクター(SDI)が配置され、私たちセールスドライバー(SD)の運転スキルの向上に努めています。また、安全担当マネージャーも支店を巡回し、SD全員と安全について話し合っています。

セールスドライバーの運転技術などを評価する機会はありますか?

2013年に安全大会「ドライバーコンテスト」が開催され、運転技術を競い合いました。

ドライバーコンテストの様子
SDが運転技術を競う。

2013年11月18日に、クアラルンプールにあるマレーシア最大級の自動車学校メトロドライビングアカデミーにおいて安全に関する第2回ドライバーコンテストが開催されました。2012年から開催しており、海外のヤマトグループの中では先駆的な取り組みといえます。
マレーシア全7支店(2014年8月現在10支店)から20名のSDが代表として集まり、トラックとオートバイの2つの部門で運転技術と知識に関する試験などが実施され、私はイポーサービスセンターを代表してトラック部門のコンテストに出場しました。実技やペーパー試験を通して自分のレベルが分かったこと、参加したほかのSDたちと安全に関する情報やアイデアを交換できたことなど、大変実りの多い一日となりました。
今回、私はトラック部門で優勝。「日々、安全への努力を重ねてきたことが評価された」と誇らしく、自信が深まるとともに重責も感じました。

マレーシア「ドライバーコンテスト」の評価項目

  1. 1実 技 試 験: 自動車とオートバイの車両点検技術
  2. 2実 技 試 験: 自動車とオートバイの安全運転技術
  3. 3ペーパー試験: 宅急便(TA-Q-BIN)の業務知識、安全法規、全般的知識
  4. 4実 技 試 験: お客様サービス(対応方法)
  5. 5実 技 試 験: 運転適性診断

今後の目標は?

「安全第一、営業第二」の理念をよりいっそう根付かせていくことです。

シンガポールヤマト運輸でドライバーコンテストに参加したSD
第2回のシンガポールヤマト運輸のドライバーコンテストには、18名のSDが参加。

実はマレーシアでのドライバーコンテストは、マレーシアヤマト運輸のSDの発案を受けて始めたものです。「安全技術を向上させるために日本で行われているドライバーコンテストを開催してみたい」と申し出があったのです。マレーシアでTA-Q-BINの営業を始めて3年近くになりますが、社員の安全意識は年々高まっており、「安全第一、営業第二」の理念が根付いてきていることを実感しています。
また隣国のシンガポールヤマト運輸でも、日本で行っているような「事故ゼロ運動」をスタートさせ、ルートマップづくりや安全管理者による全SDとの面談を開始し、2013年からドライバーコンテストを2回開催したと聞いています。
国が違っても、安全を大切にする気持ちは同じです。それぞれの事情に合わせた取り組みを進めながら、この理念をしっかりと根付かせていくことがアジア各国の交通安全につながっていくと信じています。

セールスドライバーインストラクターから

マレーシア流の「安全第一、営業第二」をつくっていきます。

マレーシアヤマト運輸(株)
セールスドライバーインストラクター(SDI)
後閑 勝博

私は日本でSDをやりながら安全指導員などを経験した後、2010年12月からマレーシアへ赴任し、現在、現地のSDを指導するSDIを担当しています。
今は私たち日本人がSDIの役割を担っていますが、将来的には現地スタッフにこの役割を任せて、彼らだけで安全取り組みを推進できる体制をつくることが目標です。そのために、安全・CSR担当マネージャーであるジョカプリーと協力しながら、SDI候補者の育成に注力しています。
私の仕事は、この地でTA-Q-BINを担う仲間たちに、安全のバトンをしっかりと引き継ぐことです。これからも仲間とともに、マレーシア流の「安全第一、営業第二」をつくっていきます。